MOVIE「ドライブ・マイ・カー」
昨年10月にnoteで書いていた記事です。ゴールデングローブ賞・非英語映画賞受賞記念でこちらにもあげておきます。
濱口竜介「ドライブ・マイ・カー」ゴールデングローブ賞で非英語映画賞を受賞(映画ナタリー)
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「ドライブ・マイ・カー」をようやく見てきました。身近で尊敬する方が絶賛されていたことと、この作品を撮影したときの監督のメソッドがNHK Webの記事になっていた内容がとても興味深かったこと、その記事の中で「これまでとは違う西島秀俊がいた」とあったのにとてもそそられたことが主な動機です。
演技なのか、ドキュメントなのか 世界を魅了!「濱口メソッド」(NHK NEWS WEB)
約3時間という上映時間があっという間でした。部活レベルですが演劇をやってた身としては、こういう稽古のやり方があるのか!というところが目ウロコだったりもしつつ、「不安」や「怖れ」を低層音としながら、ある出来事ですべてに向き合わなければならなくなった、そしてその結果得られたものを、俳優さんたちの素晴らしい演技と構成の力で全身で感じさせてもらいました。
「おかえりモネ」にも通じる、苦しさを受け入れながら生きていくこと、苦しさを抱えるパートナーとお互い受け入れ合いながら生きていけるありがたさ、そんなことも感じながら、しんどいことの多い毎日を生きる背中をそっと温かくささえてくれそうな、そんな作品でした。
シャンテシネなどでまだ上映中ですので、ご興味ある方ぜひ映画館でご覧ください。
(「ワーニャ伯父さん」舞台で見てみたくなりました。どこかでやらないかなあ。)
※2/18 DVD・Blu-ray発売予定
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