MOVIE 「3月のライオン」後編: くりおねあくえりあむ

2017/05/07

MOVIE 「3月のライオン」後編

楽しみにしていた映画「3月のライオン」後編を見てきました。

※内容に触れているため、未見の方はご留意を。

後編の予告編はこちら。

前編未見の方向けの「5分で分かる！映画『３月のライオン』【闘いの前編】ダイジェスト」はこちら。

ひなたが受ける学校でのいじめや、妻子捨男こと三姉妹の父親との話など、後編は重いエピソードが続きます。その中で零はひなたの「私はまちがっていない」という言葉に、いじめられ阻害され続けていた子供時代を救われ、彼女のために力になりたいと必死になります。ところが、他人にはただただひどい男にしか見えない捨男も、姉妹にとっては親であり、ひなたに「こんな人でも私たちには父親なんだよ」と拒否されます。正しさだけ動くほど人の気持ちは簡単じゃないことを思い知らされるこのシーンは見ていてとても胸が痛むものでした。

その後の展開はおそらく原作ではまだ描かれていない内容だと思います。獅子王戦予選での後藤との死闘。後藤と香子、香子と父親の関係の変化。そして未来への光が見えるようなラスト。力強く成長した零がまぶしく感じられました。

この映画を受けて、原作がどうなるのか、ますます目が離せなくなりました。