京都・嵐山の小倉百人一首殿堂 時雨殿で「ちはやふる」の修学旅行を追体験
京都に行った折、ちはやふる 20巻で、千早たちが修学旅行で立ち寄った嵐山の「小倉百人一首殿堂 時雨殿」に行きました。
当日の京都は晴れ。行きは阪急嵐山線を使って阪急の嵐山駅からぶらぶら歩きました。
渡月橋(定番)
やがて時雨殿に到着。マンガそのものです(当たり前)
2階での装束体験が16時締切ということなので、まずはそちらに
先客がいらっしゃいました。
そして私の番に。打掛を羽織って、こんな風になりました。女官風?
男性用の狩衣セットもあります。
1階の展示へ。見どころは百首の作者ミニチュア人形展示。
以下気になったものを個別ピックアップ。(主には「ちはやふる」でかなちゃんが解説している歌)
蝉丸
ちはやぶるの人(在原業平)
かささぎの人(中納言家持)
天つ風の人(僧正遍昭)
あひ見てのの人(権中納言敦正)
恋すてふの人(壬生忠見)
しのぶれどの人(平兼盛)
瀬をはやみの人(崇徳院)
大江山の人(小式部内侍)
かなちゃんが感涙した「天徳内裏歌合」のジオラマ
売店に飾られていた末次先生のサイン色紙。千早とダディベアとスノー丸!
自分用お土産に、スノー丸グッズを購入。
時雨殿、意外と(失礼)見応えがあって面白かったです。千早たちになった気分で楽しめました。「ちはやふる」ファンの方はぜひ一度お試しを。
参考リンク:
天徳内裏歌合 | 古典をたずねて | あべの総合法律事務所
さて、天徳歌合は、当時ともに権勢を誇った貴族同士である藤原家と源家との間で天皇の御前での戦いとして催された(私の記憶が定かではなく、この歌合が藤原家と源家の戦いであったかどうかははっきりしないが、一応ここでは上述のように記しておく。まちがっていればお詫びしなければならない)。
番える歌は20番。歌題は霞、鶯(2) 、柳、桜(3) 、山吹、藤花、暮春、初夏、郭公(2) 、卯花、夏草、恋(5) の12題。20番の判者は左大臣実頼。作者は藤原朝忠、源 順(みなもとのしたごう)、大中臣能宣、中務(なかつかさ)、藤原元真、壬生忠見(みぶのただみ)、平兼盛(たいらのかねもり)ほか当代一流の歌人たち(平凡社大百科事典)。 兼盛は藤原側、忠見は源側。ともにその力をかわれて参加した歌人である。
この歌合は19番まで進み、藤原方が圧倒的リードのなかで20番目の歌題「恋」の歌で、しかもお互いに力のある兼盛と忠見の歌が番えられた。トリの一番が大きな勝負であることは昔も今も変わらない。兼盛も忠見もこの歌合で成果をあげ、官位のうえで、より高い地位に登用されたいとの思いがある。
二人が詠んだ歌は次のものである(いずれも百人一首のなかの秀歌として名高い)。しのぶれど色に出でにけり我恋(わがこひ)は
物や思ふと人の問ふまで(兼盛)恋すてふ我名(わがな)はまだき立ちにけり
人しれずこそ思ひ初(そめ)しか(忠見)右の歌は「兼盛の歌が技巧的にすぐれているのに対して、忠見の歌は率直に感情を詠出している」(島津忠夫著「百人一首」角川文庫)といわれている。しかし、いずれも恋を歌って余りあるものがあり優劣をつけがたい。
判者の実頼は勝負を決することができない。御簾のなかの天皇の方を見るが、天皇も優劣をつけられない。
そんななかで天皇が、御簾(みす)の向こうから「しのぶれど……」と口ずさぶ。
これによって実頼が兼盛の歌を勝ちとしたといわれている(袋草子など)。
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