松尾たいこさん初の陶画展「ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ」に行ってきました
たいこさんがなぜこのような新しい取組みを始めたのか、「千年陶画」のfacebookページにこのようにありました。
●なぜこのようなことを始めたのかイラストレーターになって今年で17年。
常に新たなモチーフや表現方法を探してきました。
そんな中、出会ったのが陶芸。
「土」「空気」「火」自然の力を借りて完成した作品たちは美しい輝きを持ち、手触りを楽しめます。触って楽しめる作品を作ってみたい!
福井の友人に相談したところ「陶画」の存在を知りました。
素焼きされた陶器の板に泥絵の具で彩色、さらに窯で焼いて仕上げます。
泥絵の具は色数も多く、混ぜ合わせることも可能。
これなら出したい色と形を作れるのではないかと、新たな可能性にワクワク。窯も揃った彼の工房をお借りする形で2014年夏、制作がスタートしました。
展覧会のタイトルは「ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ」。紙ではなく陶器を使って表現されるイラストという初めての試みに、どんな感じなのかワクワクしながらご訪問。
会場のヘイデンブックスは南青山の根津美術館近く。大通りを一本中に入るだけで、こんな静かでおしゃれな空間があるなんて。さすが青山です。なんでも「ほぼ日刊イトイ新聞」の多目的スペース「HOBONICHIのTOBICHI」もすぐ近くにあるのだとか。
入り口はこんな感じで、階段を登ります。
入ってみるとこんな様子。夕方に行ったので照明は控えめになってますが、おそらく真昼に行くと、窓の大きなガラスからさんさんと日が入って気持ちよさそうです。
作品がインテリアのように置かれています。
奥の方に、プロジェクトのご紹介や福井のアトリエのことなどを説明したパネル。
こちらの文章は、ご主人である佐々木俊尚さんが書かれたそうです。(作品についてるショートストーリーなども)
気になった作品をいろいろ激写。
素焼きのお皿の上に盛り絵の具で絵付けをしたお皿。焼く時間や置いておく時間を変えることで、同じ土の皿でもバリエーションが出るのだそうです。
すずめちゃん。
ドラゴン(「龍」より「ドラゴン」と言いたくなるポップさ)
これはなんと「鳳凰」なのだそう。言われてみれば確かに。
めでたいモチーフをいろいろ焼かれたそうで。
ここからは小皿。
へび。
鶴。
梅。
個人的に一番気に入った、カエル。めっちゃキュートじゃないですか。買おうかどうか、かなり真剣に悩みました…。。(泣く泣く断念)
動物モチーフの箸置き。微妙に色が違っていて、光の当たり方で見え方が変わるのが面白かったです。
たいこさんの愛犬・いくらちゃんモデルのペン立て。ちゃんとしっぽもあるよ!
私はお土産にこちらの赤富士カードととんびのマグネットを買いました。
お邪魔したときは、たいこさんが来店中で、浴衣でお出迎え。
帯があまりに素敵で、帯だけもう一枚。
こちらのスペースはカフェになっていて、コーヒーや紅茶、ワインなどをいただけます。
フランスのKUSMI TEAがあるとのことで、そちらを飲むことにしました。
こんな風にポットでたっぷりいただけるのは、紅茶党員的には嬉しい限り。
夕暮れどきの青山で、すてきな作品に囲まれ、たいこさんの丁寧な解説をお聴きしながら、静かなゆったりした時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
個展は31日まで開催中です。ぜひどうぞ。
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松尾たいこ陶画展「ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ」
期間:2015.5.21(木)~31(日) ※24(日)のみお休み
Open:12:00~21:00
場所:音と言葉 ”ヘイデンブックス”
http://www.hadenbooks.com/
(東京都港区南青山4-25-10/東京メトロ表参道駅 A4出口より徒歩7分)
松尾たいこさんHP
http://taikomatsuo.kireiblog.excite.co.jp/201505/article_45.html
松尾たいこさんTwitter (@taikomatsuo)
https://twitter.com/taikomatsuo
「千年陶画」Facebookページ
https://www.facebook.com/1000toga
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参考リンク:
ポップでカラフルな松尾たいこさんのイラストと陶板の土の温かみが融合した「千年陶画」(箱庭)
「千年陶画」とは、松尾たいこさんの素敵なイラストと、福井・越前に伝わる「千年色あせない陶彩技法」という陶の技法の出会いから生まれた「陶画」のブランドです。
その作品には、”ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ”という思いが込められていて、さまざまなハッピーモチーフが松尾たいこさんのやさしい色合い色で描かれています。
初めて見る美しさ。松尾たいこ陶画展「ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ」(梅津有希子公式サイト)
福井のアトリエで、越前焼の陶器を使った、まったく新しい作品作りに取り組んでいるたいこさん。以前からお話はよく聞いていたのだけれど、実際に目にするのは初めて。たいこさんならではのあたたかく鮮やかな色彩を、ずっと色あせずに美しいまま飾っておける。だから「千年陶画」。
イラストレーター/アーティストの松尾たいこさんが初の陶画展を開催中。(VOGUE)
「陶画」とは型おこしから依頼し、素焼きした陶板の上に、特注の下絵転写の泥絵の具を乗せ、乾燥させたものに一枚一枚細かい修正を加え再び乾燥。特殊な釉薬をかけ、さらに乾燥させ、一気に焼き上げる。貫入(ヒビ)の入り方がとても美しく、角のエッジもなく側面まで手触りがいいのが特徴だ。
講談社 (2010-09-15)
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