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2015/03/10

LIVE「北郷想 ~心の復興まで~ Vol.15 東京 supported by そば焼酎雲海”Soba&Soda”」佐藤竹善

Kitazatosou_posterSING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんが取り組んでいる震災復興ライブ「北郷想(きたざとそう)」。全国をほぼ月一ペースで回っているライブがようやく東京にやってきたので、行ってきました。「北郷想 ~心の復興まで~ Vol.15 東京 supported by そば焼酎雲海”Soba&Soda”」です。

北郷想が始まったときのリリースより。

【震災復興ライブ『北郷想~心の復興まで~』開催決定】(2013-09-12)

あれから二年以上の月日が流れました。毎日ふと過るのは、今なら何ができるだろう、今だから何
ができるだろう、という思い。「忘れない」という事のためにひとつの答えに行き着いてみました。ぼくがまずは何かを続けてみよう。ささやかな事だけど、月に一度だけ各都道府県を訪ね、歌い歩きながら少しずつでも記憶に灯を点して歩こう。四年後には、ちょっとした静かな連鎖となっていますよう。

ライヴの収益の一部は東日本大震災の義援金とさせていただきます。
「北郷想」と題したしばしの行脚旅、ぜひ覗きに来てくださいませ。
佐藤竹善(Sing Like Talking)

そんな訳で、これまで14カ所のライブハウスを竹善さん(とオープニングアクトの岡野宏典さん)が回ってきました。

Vol.1 2013年10月26日(土) 青森Quarter
Vol.2 2013年11月23日(土) 宮崎Weather King
Vol.3 2014年1月18日(土) 石川 金沢AZ
Vol.4 2014年3月22日(土) 愛媛 松山キティホール
Vol.5 2014年4月29日(火・祝) 山口 LIVE rise SHUNAN
Vol.6 2014年5月11日(日) 静岡 浜松窓枠
Vol.7 2014年6月8日(日) 福島 郡山Club#9
Vol.8  2014年7月13日(日) 埼玉 HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
Vol.9 2014年8月31日(日) 滋賀 U STONE
Vol.10 2014年9月6日(土) 鹿児島Caparvoホール
Vol.11 2014年10月19日(日) 香川 高松DIME
Vol.12 2014年11月1日(土) 山梨 CONVICTION
Vol.13 2015年1月17日(土) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM 
Vol.14 2015年2月21日(土) 秋田 SWINDLE

余談ですが、斬新だと思ったのは、チケット予約販売がpeatixだったこと。イープラスやチケットぴあでなく、主にネットイベントの受付管理に使われるpeatixがプロのライブでも使われるのだなあ、と感心。
で、当日会場前で開場を待っていると、周囲の人たちの会話からどうやらこのライブは事務所が直接運営しているらしいという話が耳に入ってきました。入場列を整理していたのはマネージャーの大和田さんではないかとか。そうだとすると納得です。遡ってみたらVol.10まではチケットはメールで受付していて、peatixになったのはVol.11からのようでした。たしかにpeatixを使えば予約管理も入金もシステムでできるし、当日は二次元バーコードで入場管理も簡単ですからね。

それはさておき。

ファンクラブ予約ではありましたがけっこう遅い番号で、席は大丈夫かなと思いつつ入場すると、正面の前方は既に埋まってますがはじっこでステージが斜めからよく見える席がまだあったので、無事着席。キャパ的には名古屋のボトムラインと同じくらいかな、とついあの夜のことをふとまた思いだしては胸を熱くしたり。

まずオープニングアクトの岡野宏典さんが登場。

岡野さんが歌われたのは下記4曲でした。(本人ブログ記事より)

01.ハジマリノウタ 02.南風 03.田園 04.鼓動

そのあと休憩をはさんでいよいよ竹善さん登場。

こんなに小さな会場で、しかもギターとエレピの弾き語りで竹善さんのソロ演奏の歌を聴くのは、もしかしたら初めてかもしれません。竹善さんを独り占め(300人占め?)しているようで、なんだかとっても贅沢な時間。

竹善さんなりにあの震災の「風化」を少しでも止められないかと、自分としてできることを考えて始められたという「北郷想」。曲も、今改めて聞くと歌詞のメッセージにぐっとくるような、そんな曲を選んでいるとのこと。

そういう観点で聴くと、「心のEvergreen」「Restless ~君の許へ~」「Seasons of Change」あたりは改めて胸にしみ入ってきました。
(曲目リストは最後に置きますので、楽しみにされたい方はご注意を)

また、オフコースの「生まれ来る子どもたちのために」がソ連のアフガニスタン侵攻をきっかけに書かれた曲だということ、恥ずかしながら初めて知りました。30年以上前の曲なのに、この曲の持つメッセージが薄れるどころかますます響く世界になっているというのが、何だか悲しく感じられます。(この曲だけは「CORNERSTONES2」の小田さんのコーラス、松たか子さんのセリフ、トゥーツ・シールマンスのハーモニカなどが入った録音をバックに歌われました)

そして竹善さんライブの楽しみのひとつは、トーク。さださんほどしっかりしているわけではないけど要さんほどなりゆきまかせでもない、その中間くらいのトークですが、長いことには変わりはありません(笑)。
今回の話題で印象的だったのはこのあたりの話。

・西村さんはSING LIKE TALKINGの歌は歌えないけどさだまさしさんの歌はほぼ全曲歌える。「だってお前の曲難しいんだもん(西村さん)」とのこと。
・「Change the World」は最初CM用の45秒だけ撮ったら、日産との間に入っていた会社が倒産してギャラがパーになった。しかし問い合わせが日産に多く寄せられ、結果一曲まるまるちゃんと取り直してCD化できた。
・「Change the World」のCharさんのギターソロは4回テイクしてまだなんとなく腑に落ちないCharさんが「じゃあ今度のやつは、竹善、おまえに捧げる奴を弾くよ」と言ってそれまでとは違うめっちゃカッコいい弾き方でやってそれを採用。「妊娠するかと思ったよ~(竹善さん)」
・無茶振りをされて最初は「やだよ、お前やれよ」と断っても、最後にはちゃんとやってくれる千章さん。高校の頃からそうだったって。「あ、これ、ツイッターとかで書かないでね(竹善さん)」
・アルバム「Metabolism」収録曲を紹介するたびに「ファンを半分に減らした『Metabolism』ですが」と。そんなに反応悪かった…?
・そば焼酎雲海のsoba & sodaを舞台で「生CM」。「前から一回これやってみたかったんだよね~~(竹善さん)」

その噂の「soba&sodaセット」が帰りにお土産に配られました。

Soba_soda_set

あと、竹善さん自筆のカードも。「書道7級の僕が奇跡的にうまく書けたやつです(竹善さん)」
Kitazatosou_card_2

そんな感じで久し振りに竹善ワールドをどっぷり堪能し、この後のツアーで青森があると聞いてついチケットを買ってしまいました。。。(だって青森のライブ、津軽弁MCで楽しいんだもの) 春の青森を堪能してきます。

この後も「北郷想」はおおよそ月一ペースで続くそうなので、皆様のお近くで開催されるときはよかったらお運びくださいませ。

★演奏曲(記憶に頼っていますので違っていたらすみません)

Wind of Change
Carnival
離れずに暖めて
amanogawa
心のEvergreen
遠野物語
Human
Restless ~君の許へ~
Change The World
生まれ来る子供たちのために
One Day
Christmas Moon
La La La
私の願い(オフコース)
Spirit of Love

アンコール
What a Wonderful World
(ポール・マッカートニーの曲 聞いたことはあるのですが曲名が不明です)
Seasons of Change


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