MOVIE 「娚の一生」
豊川悦司さんが52歳独身で一回り以上年下の女性に恋をする大学教授役で出演している映画「娚(おとこ)の一生」を見てきました。
※内容に触れているため、未見の方はご留意ください
原作者の西炯子(けいこ)さんが、映画にこのように寄せています。
実写化されるのであれば、海江田は豊川さんになれば一番ありがたいなあと思っておりました。
豊川さんが関西弁で出演なさった作品を私は拝見したことがなかったのですが、あるCMを見てぐっときていたので、ここは何とか豊川さんで決まりますようにと願っておりました。
現実になって嬉しいです。
そしてこの予告編。「53歳独身で一回り以上年下の女性に恋をする」トヨエツ。
「お茶の間」「きらきらひかる」「NIGHT HEAD」「この世の果て」「愛していると言ってくれ」「青い鳥」等々相当昔からのトヨエツファンである私が見に行かないはずがありません。
以下そういう目線での感想ですので、一般的な映画評ではないことを予めおことわりしておきます。
ひと言で言えば
メガネの!白シャツの!白髪まじりの!関西弁の!恋する甘甘トヨエツがたっぷり2時間!!!(鼻血)
という映画です。
仕事を一生懸命やってるうちに気がついたらうっかり妻子持ちにひっかかってしまったとつきあってしまってる(いた)アラサー・アラフォーという、主人公のつぐみと同じような立場の女性にはもうこの上なく申し分ないファンタジーでしょう。社会的立場もある大人の独身男性が「とにかく恋してしまったんだから仕方がない」と自分をひたすら求めてくれるのだから。
「君は自分を大事にしなさすぎる、腹が立つ」
とかね、
「通りすがりのおっさんだと思って、僕の胸で泣いてみ」
とかね、
「過去にはもう戻れないのに、どうして今君の目に前にいる僕を見ないんだ」
とかね、そういう女子が言ってほしいセリフてんこ盛りですよ。
「理由なんかない、恋に落ちたんだから」って、一生に一度くらい言われてみたいですよねぇ。トヨエツに。(無理)
今kindleで期間限定 無料お試し版で提供されてる原作の1巻のレビューには「なぜ海江田がつぐみに恋するのか納得がいかない」という声が多いようですが、そんなん野暮ってもんです。「なぜかわからないけど落ちてしまう」のが恋なんです。
知人に大学関係者は多くいますので、大学教授の実際も必ずしもああいうものではないということはよく存じあげていますが、いいんですファンタジーだから。個人的にはタバコはとても苦手ですが、この2時間は目をつぶりますトヨエツだから。
都会に疲れた働き女子が田舎の生活に、というこれまたよくある設定も今回はOKです。なんせファンタジーなので、見たことのある風景では興ざめです。お話の舞台は鹿児島県のようですがロケは伊賀など三重県だったようで、いい具合の緑の濃さが心を癒してくれます。そんな田舎で催されるお祭りでのトヨエツの浴衣姿がまた…(以下略)
そんなわけで、トヨエツファンの方は久々に甘甘トヨエツを堪能しに、ぜひ映画館に足を運ばれてください。大画面で見る価値大です。
原作は未読ですが、トヨエツをアテレコして読んでみようと思います。
他の出演者では、安藤サクラさんと木野花さんがよかったです。安藤サクラさん、NHKのTVドラマ「ラジオ」でもいい味出してましたが、最近いろんな作品でお見かけしますね。
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