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2014/11/09

竹鶴威「ニッカウヰスキーと私」&竹鶴孝太郎「ウイスキーとダンディズム」

ウイスキーとダンディズム 祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方 角川oneテーマ21ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝氏の妻リタさんの物語「望郷」、竹鶴政孝氏本人の筆による「ウイスキーと私」を読み終え、次に進んだのは政孝・リタ夫妻の養子である威(たけし)氏が書いてウェブに掲載されているコラム「ニッカウヰスキーと私」、そして孫である孝太郎氏が10月に出版した「ウイスキーとダンディズム 祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方」でした。

ニッカウヰスキーと私」はニッカウヰスキー80周年記念ページに掲載されていて、第97話まであり、なかなかのボリュームだが、父政孝氏のこと、母リタさんのこと、そして政孝氏から引き継いだマスターブレンダーとしての立場からニッカのウイスキーについて、様々な角度から書かれていて大変充実している。
リタさんのことを「リタおふくろ」と呼び、深い敬意と愛情を持って書かれているのがうれしい。
ボリュームはあるが、一読の価値のあるコラムだと思うので、ドラマ「マッサン」をきっかけにニッカウヰスキーにご興味持たれた方は少しずつ読み進めていただければと思う。私もこのコラムを読んで、先日ブレンダーズバーにお邪魔してきた。

そしてもうひとつは孫である孝太郎氏が書かれた「ウイスキーとダンディズム 祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方」。孫と言っても62歳とのことで、政孝氏はそんなに昔の時代の人だったのか、と改めて驚いてしまった。政孝氏の生き方があまりにイノベーター的で、時代の差をあまり感じないということだろうか。

こちらは孫という立場で政孝氏、リタさんと過ごした余市の日々、彼らから感じたdignity(威厳)や矜持などについて書かれている。ニッカウヰスキーの創業経緯についても書かれているが、これは他の文献でも読んでいる内容だったので正直新しみはなかった。
他にない記述としては、政孝氏とリタさんの養女についてのことが少し触れられていた。孝太郎氏が生まれる3年前に養女が家を出て、そういうこともあったから孝太郎氏の誕生をことの他喜ばれたのだろう、という流れの中でだった。養女については「望郷」でけっこう詳しく書かれている他は、政孝氏も威氏も触れていないので、もしかしてフィクションなのかとも思ったりしたが、やはり事実だったようだ。「マッサン」では「あまちゃん」で小野寺ちゃんを演じた優希美青さんが養女役とのことなので、リタと彼女の確執も描かれるようだ。

ひとまずこれで竹鶴家の人達について本人が書いたもの、リタさんを主人公にしたお話は一通り読んだので、書籍と読み物で追いかけるのは一区切りとしようと思う。あとは現地・余市に行くなどして「ニッカウヰスキー」という物語をゆっくり味わっていきたい。

参考リンク:
行ってよかった工場見学No.1「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」を訪ねる:後編 「マッサン」と呼ばれた竹鶴政孝とリタ夫人(カンパネラ)

#余市蒸溜所に移築された、竹鶴氏とリタ夫人が暮らした余市郊外の山田町の家を紹介しています。バースデープレゼントとして毎年自筆のメッセージを添えて洋書を贈っていたとのことで、その写真が載っていました。とてもきれいな筆記体で、政孝氏のリタさんを大切に思う気持ちが表れている気がしました。


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