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2014/10/13

今年の山下達郎さんのライブへの私的感想覚え書き

Tatsu_yamashita_2014_maniac_pamphle山下達郎さんの今年のライブツアーについて、直後のネタバレなしレベル感想は「山下達郎「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」@NHKホール」に書きましたが、もう少し突っ込んだ感想を書き留めておきたくなったので、別立てで書いてみます。

「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」についての記事でも書きましたが、今回はシングルヒットは一切やらない、まさしく「マニアック」なライブツアーだったわけです。

ツアー終了を受けて、公式サイトにはこのようなご挨拶が書かれていました。

山下達郎「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」大絶賛のうちに無事終了!
山下達郎が予てから構想を練っていたライヴ「Maniac Tour」は、大絶賛のうちに無事千穐楽をむかえることが出来ました。
今回の「Maniac Tour」は、最近のツアーではなかなか演奏するチャンスのない曲を中心に構成されたライヴでした。当初、ライヴハウスでの開催を想定していましたが、ステージ上のスペースによって演奏形態に制限が出てしまうため、「PERFORMANCE」ツアー同様、ホールでの開催となりました。
7月25日(金)パルテノン多摩を皮切りに、10月8日(水)フェスティバルホールまで、全国14都市29公演。それに加えて「ライジング・サン・ロック・フェス」と「スイート・ラヴ・シャワー」の2本の夏フェス。さらに10月10日(金)に急遽開催された名古屋ボトムラインでの33年ぶりのライブハウス。
お越し下さいました皆さまに心より御礼申し上げます。

私は「RIDE ON TIME」あたりから聴き始めて、そこから1stアルバムまで遡ったという人間なので、ライブハウスでお客さんも少なくて「つまんねーぞー」なんて野次が飛んだりしていた時代のことは既に知らない状態で達郎さんに入ったわけです。その頃から聴いていらっしゃるコアな方にはたまらない選曲だったのだろうなあと思いつつ、まあでもアルバムでしか聴けなかったいろんな曲を目の前で聴けたというのは私のような「ややニワカ」にもとてもうれしい至福の時間であったことは間違いありません。何よりそれぞれの曲に対する達郎さんの思い入れなども知ることができたのが、ファンとしては嬉しかったですね。

「セールスマンズ・ロンリネス」はモスバーガーで目撃した営業職と思しき若者の疲れた背中から書いた曲だというエピソードを聴いて、そういうところから曲が作れちゃうんだとびっくりしたり。

個人的なハイライトは、「夏の陽」で「君は天然色」 の「思い出はモノクローム 色をつけてくれ」を挿入したところ。「夏の陽」を聴きながら「あー、この歌詞のメロディへの乗せ方は大瀧さんっぽいなあ」と思っていたまさにその時だったので、うわここにこう来たか!と涙が止まらなくなりました。

その後も「LET’S DANCE BABY」のメドレー部分をオール大瀧さんでやり、そこから「ココナツ・ホリデイ」をやったところで、ああこのツアー全部が大瀧さんへの追悼なんだ、と思った訳です。さすが達郎さん、スケールがでかいです。でもこれ全部を追悼にしてもまだまだ足りないくらいなのだろうとも思い、きっとこれからも「サンデー・ソングブック」やライブなどで「あっ、ここにも大瀧さん」ということがあるのだろうなあと想像します。

そして、「ココナツ・ホリデイ」のあとにやった「SPARKLE」は「来年への布石」とおっしゃってましたが、これは昨年末亡くなったドラムスの青山純さんへのオマージュだと私は勝手に受け取りました。

あと、「POCKET MUSIC」というアルバムの素晴らしさを改めて実感しました。あのアルバムは「Melodies」の陰にどうにも隠れがちで、地味で静かなアルバムという印象で留まっていたのですが、今回ライブで「ポケット・ミュージック」を聴いた時、これってこんなにみずみずしい素敵な曲だったんだ、と思ったのです。公式サイトでは「デジタル・レコーディング、コンピューターミュージックとの格闘から生み出された、内省的で知的な作品が並ぶ名作。」と紹介されていますが、内省的な中にも見える静かな炎、というような趣もあり、とても味わい深いアルバムだと再認識した次第。

来年はデビュー40周年で賑やかにやります、ツアーもたくさん回ります、とおっしゃってたので、今年チケットを逃された方も来年はライブで一緒に楽しめるとうれしいです。

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#何回聴いても飽きないライブアルバム。
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#静かだけどしみじみ聴いてしまう味わい深いアルバム、もう一枚がこちら。
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