« MOVIE 「小川町セレナーデ」 | トップページ | 今年の山下達郎さんのライブへの私的感想覚え書き »

2014/10/10

山下達郎 LIVE at THE BOTTOM LINE NAGOYA 2014.10.10

Bottom_line_board_up山下達郎 LIVE at THE BOTTOM LINE NAGOYA終了。19:05開始、22:50 まで、ライブハウスならではの濃い時間をたっぷり堪能させていただきました。300人の観客になれて、本当に感謝です。 (この日はここまで)

(10/11以下追記)
というわけで、行ってきました。
あの山下達郎さんが33年ぶりにライブハウスで、300人の観客を相手に行ったライブ。なんて贅沢な時間。

あれは9月28日の日曜日。久し振りにTOKYO FMの山下達郎さんの番組「サンデー・ソングブック」を聴いていたら、残り少なくなったマニアックツアーの話になり、元々はライブハウスでやりたかった気持ちがますますつのり、探してみたら名古屋にあいてる店(ボトムライン)があったので、ライブハウスでのライブを10月10日にやることになった、と。えええっっ!と驚いてる間もなく翌日公開された「山下達郎 LIVE at THE BOTTOM LINE カード決済限定抽選受付」で受付開始。

定員300人らしいという情報に、まあまず無理だろうと思いつつエントリしたのですが、いやまさか当選するとは…。しかも1階指定席、かなり前方。もう一生分の運を使い果たしたかもしれません。(噂では30,000人の応募があったとか)

そんなわけで名古屋に遠征。
指定席なので、本人確認の分少々早めに行けば大丈夫かなと開場時間を少し過ぎて行くと、こんな風に列が作られていました。

Bottom_line_line

表示を見ると、「Oct 10 Tatsuro Yamashita 7:00」の文字が。気分がめっちゃアガります。

Bottom_line_board_long

Bottom_line_board_up_2

入場後ドキドキしながらしばし待った後、BGMが達郎さんのボーカルに変わり照明が落ちて、メンバー登場。いよいよスタートです。
つか、近いです。近すぎます。すぐそこに、3メートル前に、いつもの青いシャツの達郎さんが、難波さんが、佐橋さんが、伊藤さんが、、、、こんなに近くで表情が全部丸見え!しかもまさかのフルメンバー!コーラス3人まで!

とうろたえてるうちに、「SPACE CRUSH」が始まりました。そのまま「あまく危険な香り」「雨の女王」「ピンク・シャドウ」と続きます。ホールツアーと寸分違わないクオリティの演奏をこんな狭い場所でこんな人数で聴くなんて、どんだけ贅沢なのだろう、すごすぎる、すごすぎる、とただただ心奪われておりました。

4曲連続の演奏を終えてのMC、開口一番「こんばんは!皆さんよく当たりましたね!」に爆笑。
曲目は前半はマニアックツアーとだいたい同じだけど、後半は「ライブハウスだからね、どうなるかわかりません」とのこと。

大丈夫かなと自分でも思ったけど、元々ライブハウス出なので、こういう規模は妙に落ち着く、とのことで、「100人でできれば1万人もできるけど、1万人できても100人できるとは限らない。人数が少なくなるほど緊張感は高まるんですよ」と。
マニアックツアーをやって、こんなシングルヒットのない曲目で大丈夫かと思っていたら意外と好評で、ラジオの方には「毎回これでもいい」とまで投書が来たとか。「でもそういうことを言う人ほど勝手なもので、2〜3回やると「たまにはクリスマス・イブとか聞きたい」とか言い出すんですよ」といつもの口調で言った後、「…でも客はやる奴に似るんですね」と言ってまた爆笑。

その後のMCでも、今回のライブは10,800円で高いと言われたけど、これでも赤字なのだ、と。この価格で足を出さないためにはメンバー全員楽器を手で持ってバスで移動して、セッティングも自分たちでやってどうにか、というくらいなのだそうです。本当は15,000円くらいと最初言われたけどそれは駄目だと達郎さんが言い、「自分がやりたかったんだからいいんですよ」と。これはもうプラチナチケットどころの話ではないです…。

あとはニューヨークのBOTTOM LINEにいろんなライブを聴きに行った思い出の話なんかもされていました。

そしてNHKホールではやらなかった「ジャングル・スウィング」をやってくれたり、マニアックツアーでも話していた「不沈空母」発言への違和感から「THE WAR SONG」を作った話をされたり、最近のデジタル機器でホールで歌うと音の自分への跳ね返りが大きく来すぎて、アナログ時代の跳ね返りの感覚に慣れていると体が声を出すのを押さえようとしてやりにくいけど、このライブハウスはアナログだから(? と言ってたような気がしますが、もし勘違いしていたらすみません)慣れた感覚でやれて、そうこの感じ、と、やっぱりこの大きさが自分は一番好きだ、といったことを話されたりしながら、「LOVE SPACE」のあと珍しく15分の休憩を入れられるとのことで前半終了。立ち見の方も多いし、ドリンクも出してるので、そのあたりへの配慮かもしれません。(と言うよりライブハウスは普通1セット1時間とか1時間半だから、その普通の1セットが終わったくらいでの休憩だったとも言えますが)

後半は達郎さん一人で登場。ラジカセのスイッチを入れて、マイクを切って生声でアカペラ「CHAPEL OF DREAMS」!ライブハウスならではの贅沢です。佐藤竹善さんが昔シアターコクーンでナット・キング・コールの「スターダスト」を生声だけで歌ったのを思い出しました。あれって、声に抱きしめられるような感じがして、すごく気持ちいいんですよね。
そのあとRhodes弾き語りで「シャンプー」、じゃんけんで順番を決めてソロを回す「You Better Run」。サックス宮里さん→キーボード柴田さん→ギター佐橋さん→キーボート難波さん→ベース伊藤さん と進めて、なんとコーラスのお二人 コーラスの佐々木久美さんと三谷さんもオルガン、ピアノで参戦!佐橋さんは前に出てきてかなりぶいぶい言わせてました(笑)。メンバー同士の表情もよく見えて、何よりみなさんすっごく楽しそう。ステージの上も観客席もすごくあたたかい一体感がありました。

そこから「SPARCLE」「プラスティック・ラブ」と続くと会場はいよいよ盛り上がり総立ちに。すると ここはまだ立つところじゃないよ、ここで立つと後がつらいよ、と言い、トークに入って「まあちょっと座りませんか」と。若い頃ライブハウス回りをしていた時代の思い出話などをして、席に戻って来たお客様をちょっといじったあと「BOMBER」、先ほどソロをやっていないドラムスの小笠原さんのソロからミニドラムセットを持ち込んで達郎さんとのソロ対決。(これはツアーでもやっていたもので、「ツアーで一番疲れるのここだったんだよね」と本人。)そこから「SILENT SCREAMER」を入れて
「CIRCUS TOWN」で一旦舞台袖へ。

アンコールは赤いシャツに着替えて登場。「アンコールなんて予定調和だろう、とか言われるけど、やってる方は素直にうれしいものなんですよ」と。「THE THEME FROM BIG WAVE」から「LET'S DANCE BABY」へ。ライブハウスだからと遠慮してクラッカー持ってこなかったのに、みんな持って来てるんだ!くやしいからエアクラッカーしましたが。「これで気が済んだでしょ」と達郎さん。おなじみの替え歌コーナー(と私が勝手に呼んでるだけですが)はマニアックツアーの時と同じく全部大瀧さんの曲。「サイダー'74」「おもい」「ハンド・クラッピング・ルンバ」「青空のように」「カナリア諸島にて」「幸せな結末」「レッツオンドアゲイン」等、最後には「あれは9ヶ月前〜♪」と。。(涙)。NHKホールではこれにも号泣したのでした。「ベイビーイイイイ」のリフレインでは合間に「びんぼう!」「颱風!」「五月雨!」「う~ららか!」と大瀧さんの曲名を連呼し、最後は「いーかすーぜー」と「いかすぜ!この恋」をワンフレーズ歌って「LET'S DANCE BABY」終了。そこから「恋のブギウギトレイン」。

いったんメンバーを下げて、「昨年末大瀧詠一さんが亡くなって、薄っぺらいトリビュートとか大っ嫌いなんで。ツアーにエッセンスは少しずつまぶしたけど、今日は大瀧さんの曲をやります」とギター弾き語りで達郎さんが歌ったのは、「Blue Valentine's Day」でした。これには参りました。涙が…。そして「ラスト・ステップ」。

その後最後の演奏にしようと音取りのハープを手にしますが、観客のおねだり攻勢に負けてか、なんとメンバーを呼び戻してもう一曲。「こぼれていた曲が一曲だけあったので」と「いつか」。聞きながら、なぜかこの曲を初めて聞いた高校生の頃を思い出して、あの頃はまさか大人になったらこんな至近距離で達郎さん見ることができるなんて1mmも想像もしてなかったよなあ、とぼんやり思い、大人になるってけっこういいこともあるんだよ、とあの頃の自分に伝えてあげたくなったり。

最後はいつものアカペラ「YOUR EYES」。いつものように真ん中、上手、下手でおじぎをして達郎さんは幕の中へ。おなじみの「THAT'S MY DESIRE」が流れ終わって時計を見たら22:52。4時間近くの濃厚な時間、ただただ幸せな時間でした。

セットリストはこちらです。※( )は収録アルバム(自分の手持ちから)

1 SPACE CRUSH (IT'S A POPPIN' TIME)
2 あまく危険な香り (JOY)
3 雨の女王 (IT'S A POPPIN' TIME)
4 ピンク・シャドウ (IT'S A POPPIN' TIME)
(MC)
5 ジャングル・スウィング (OPUS)
6 ポケット・ミュージック (POCKET MUSIC)
(MC)
7 ONLY WITH YOU (Big Wave)
8 世界の果てまで (OPUS)
(MC)
9 THE WAR SONG (POCKET MUSIC)
10 CANDY (SPACY)
11 LOVE SPACE (JOY)

20:30-20:45 休憩

12 CHAPEL OF DREAMS (On The Street Corner Vol.2)
13 シャンプー (POCKET MUSIC)
14 You Better Run (IT'S A POPPIN' TIME)
15 SPARKLE (FOR YOU)
16 プラスティック・ラヴ (JOY)

(MC)

17 BOMBER~SILENT SCREAMER (GO AHEAD!〜RIDE ON TIME)
18 CIRCUS TOWN (CIRCUS TOWN)

アンコール
1 THE THEME FROM BIG WAVE (Big Wave)
2 LET'S DANCE BABY (JOY)
3 恋のブギウギトレイン (JOY)
4 Blue Valentine's Day (大瀧詠一)〜ラスト・ステップ (NIAGARA CALENDER 〜 JOY)
5 いつか(SOMEDAY) (RIDE ON TIME)
6 YOUR EYES (FOR YOU)

※ちなみに、検索してみたら大阪の千秋楽でも「Blue Valentine's Day」と「ラストステップ」は弾き語りで演奏されたとのこと。

山下達郎マニアックツアー 大瀧詠一さんへの熱いオマージュ(Songs to Remember)

※ホールでのマニアック・ツアーのセットリストは「山下達郎「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」@NHKホール」に書きましたので、ご興味ある方はご覧下さい。けっこう違う曲をやっています。

尚、当日はパンフレットなどのグッズはなし。唯一あったのが、店名と日付、達郎さんと今回のライブの名前が入ったオリジナルTシャツ。グレーとホワイトがあったので、グレーを購入しました。

Bottom_line_t_long

Bottom_line_t_up


何もかも、一生忘れられないライブになりました。達郎さん、実現させてくださったみなさん、本当にありがとうございました。

#今回の曲目を楽しむのならこのアルバムがいいかもしれません

IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)
山下達郎
BMG JAPAN (2002-02-14)
売り上げランキング: 975



POCKET MUSIC
POCKET MUSIC
posted with amazlet at 14.10.11
山下達郎
ダブリューイーエー・ジャパン (1999-06-02)
売り上げランキング: 3,373



Big Wave (30th Anniversary Edition)
山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン (2014-07-23)
売り上げランキング: 756



#「BLUE VALENTINE'S DAY」収録の大瀧栄一さんの名盤。
NIAGARA CALENDAR
NIAGARA CALENDAR
posted with amazlet at 14.10.11
大滝詠一
ソニー・ミュージックレコーズ (1996-03-21)
売り上げランキング: 78,709

|

« MOVIE 「小川町セレナーデ」 | トップページ | 今年の山下達郎さんのライブへの私的感想覚え書き »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« MOVIE 「小川町セレナーデ」 | トップページ | 今年の山下達郎さんのライブへの私的感想覚え書き »