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2014/05/05

MOVIE 「ウォルト・ディズニーの約束」

ウォルト・ディズニーの約束 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (2枚組ALBUM)「アナと雪の女王」と同時期に公開されて話題になっていた「ウォルト・ディズニーの約束」(原題「Saving Mr. Banks」)を見た。

※内容に触れていますので、未見の方はご注意を。

公式サイトにあるあらすじは下記の通り。


ウォルト・ディズニー(1901−1966)——“ミッキーマウス”の生みの親にして、“夢と魔法の王国(ディズニーランド)”の創造主、そして記録的なアカデミー賞®受賞歴を誇る伝説の映画人。世界中の誰もが彼の名前や作品を知っているのに、その“真実”を知る者はいない……。

 映画製作50周年を経て、いま明かされる『メリー・ポピンズ』誕生秘話。映画化に向けて情熱を燃やし続けるウォルト・ディズニーにとって唯一にして最大の障害——それは、映画化を頑なに拒む原作者P・L・トラヴァースだった。誰もが不可能と思ったこの映画製作は、どのような“魔法”で実現できたのか? そして、ふたりの間に交わされた“ある約束”とは……? これは、初めてディズニーによる映画制作の裏側を描いた感動のドラマだ。

邦題はウォルトがフィーチャーされているが、実際のストーリーはトラヴァースを軸に描かれており、彼女とディズニースタジオ側の映画「メリー・ポピンズ」を巡る共同制作という名の攻防が縦糸、そしてトラヴァース自身の少女時代の家族との記憶が横糸になって物語を織りなしていく。トラヴァースにとって家族同様の作品「メアリー・ポピンズ」には、一体どんな想いが込められているのか。ことごとくダメ出しをするのはなぜなのか。

見終わったあと真先に思ったのは「こういう話だったのか。だから原題が『Saving Mr. Banks』なのか。」ということ。「アナと雪の女王」とは別の角度で心に迫る、家族と愛を描く映画だった。

演じたエマ・トンプソン自身が「演じているのがとてもキツかった」と言うくらいの複雑な人物だった、「メアリー・ポピンズ」原作者P.L.トラヴァース。しかし、エマ・トンプソンだからこそ「でも憎みきれない」人として表現されていた。そしてトム・ハンクス演じるウォルトも、強引で自信家だけどチャーミングで作品をとても愛する人物として描かれていて、二人に共通するつらい「過去」を共に物語の力で乗り越えていく展開に胸が打たれた。

また、運転手のラルフとトラヴァースの関わりが印象的だった。頑なな態度を取るトラヴァースに辛抱強く話しかけ続け、彼女のふと見せる不安定な様子に和らげる話をしたりする。やがて彼が話した彼の障害のある娘の話、娘への彼の関わり方の話は彼女の心を開くきっかけのひとつとなったのだろうと思う。

全体を通して人物描写が丁寧で深かった。それらを小道具やちょっとしたセリフ、表情の変化などで表現しているのがうまいなあと感心。

映画「メリー・ポピンズ」が好きな方、物語「メアリー・ポピンズ」を何度も読まれた方、作品のメイキングものとしてもお楽しみいただけると思う。派手ではないが素敵な作品。

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