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2013/04/02

NHK 新・朝ドラ「あまちゃん」が面白い

連続テレビ小説 あまちゃん Part1 (NHKドラマ・ガイド)4月1日スタートのNHK朝ドラこと朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。
クドカンこと宮藤官九郎さん脚本ということで発表されたときから話題になっていましたが、いよいよ始まったということで見てみました。

「あまちゃん」の公式サイトにある「物語」ご紹介は下記の通り。

夏休み。母に連れられ、初めて北三陸にやってきたヒロイン・アキは、祖母と出会う。現役の海女を続ける祖母は、人生で初めて出会った「カッコいい!」と思える女性だった。東京のスピードについていけず、引きこもりがちな高校2年生だったアキには、田舎町の暮らしの何もかもが新鮮に映る。何より本気で漁をする女たちの表情、厳しく切り立ったリアス式海岸の海に、恐れもせず潜っていく祖母の姿に衝撃を受けた。「私、海女になりたいかも・・・」。

そう、この「あま」は「海女」なのですね。

クドカンがなぜ東北の海女の話を書くことにしたのか。こちらも公式サイトに作者からのメッセージとしてあります。


宮藤です。
このドラマの発想の核になっているのは「アイドル」の「村おこし」です。ここでいう「アイドル」とは、元気に歌って踊る女子達だけではありません。韓流スターでも野球選手でもパンダでも妻でも夫でも、なんなら電車でもお城でもいい。下敷きや定期入れに写真を忍ばせ、時々それを眺めるだけで、なんかちょっと頑張れる気がする。そんな存在。生まれたばかりの赤ちゃんは家族や親戚にとって、間違いなくアイドルであるように、本人の意志とは関係なく、まわりを元気に、笑顔にしてしまう、そんな「アイドル」の物語です。

辺鄙(へんぴ)な村にひとりの少女が現れる。彼女は「そうそう会えないアイドル」。電車を乗り継ぎ、山を幾つも越えて、熱狂的なファンが全国から押しかけ、思わぬ経済効果を生む。本人の意志とは関係なく、精神的にも物理的にも村を元気にしてしまう。これは痛快だ。でもいいのか?主人公が「アイドル」なんて。第一そんな物語の舞台が都合よく見つかるのか?自問自答の中で私たちは「北限の海女」に出会いました。岩手県北東部、北三陸に位置する久慈市小袖海岸で、今なお受け継がれている素潜り漁。足を運んで話を聞くほどに、海女さんが「アイドル」だった時代が確実にあったんだなと分かって来た。これは?ひょっとして「ここでやれ」ということか?予感は確信に変わり、縁もゆかりもない北三陸に不思議な愛着も湧いて来た。これが果たしてNHKの朝に半年もかけて描く物語なのか?という疑問は依然消えません。だって半年書くのもNHKも朝も初めてだから。よろしくおねがいします。


そうか、NHKも初めてなんですね。初めてが朝ドラって、なかなかプロデューサーさんチャレンジャーですね。

出演は主人公のアキを能年玲奈さんが演じるほか、小泉今日子さんや宮本信子さん、渡辺えりさん、美保純さん、片桐はいりさん、木野花さん、福士蒼汰さん、小池徹平さん、橋本愛さん、杉本哲太さん、吹越満さん、荒川良々さん、村杉蝉之介さんといった面々。

また現在は岩手が舞台になっているけれど、このあとの東京編には薬師丸ひろ子さん、松田龍平さん、古田新太さん、松岡茉優さんといった顔ぶれも。めちゃくちゃ豪華でバラエティに富んでます。

ここまでで登場してきたヒロインの母親役の小泉今日子さんのやさぐれ具合と「北の海女」軍団の宮本信子さん、渡辺えりさん、美保純さん、片桐はいりさん、木野花さんの田舎のおばちゃん具合はとてもいい味出してます。能年さんも今回初めて知った方ですが、素直で明るい感じが可愛くて好感度大。雑誌「ニコラ」のモデルでデビューして、ドラマは今回が初主演となるとのこと。応援したくなります。

普段は見ない朝ドラを今回見ようと思ったのは、やっぱり岩手が舞台ということがあるかもしれません。それにクドカン。NHKの朝っぱらからクドカンで本当に大丈夫なのか、と余計な心配をしてしまいましたが、はい、杞憂でした。クドカンの持ち味の奇妙なおかしさは残しつつ、えぐみは押さえて見やすくなっています。

産経新聞のインタビュー記事でこんな風に語っていました。

岩手が舞台、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」脚本担当の宮藤官九郎さん語る


震災があったから東北を舞台にしようと思ったのではありません。「朝ドラ」で表現したいことをやる上で一番適していたのが、自分のベースになっている東北だった。このドラマで表現したいことは「自分にとって近いもの、近すぎるものの良さは分からないんじゃないか」ということです。

 海女さんが海に潜っていることは田舎の人は知っているけれど、それが町おこしになるとは誰も考えもつかない。物語では東京から女子高生が来て、「かっこいいから」海女さんをやりたいと言い、人が集まってくる。遠くのものにばかり憧れるのではなく、身の周りをもう一度、広い意味で「見つめ直す」ということだと思います。


ロケ地となった岩手県久慈市では、「パブリックビューイング」があったとのこと。

「あまちゃん」放送開始 久慈で「初回を見る会」(岩手新聞)


同市中町のやませ土風館では朝昼2回「初回を見る会」が開かれ、市民100人以上が集結。初回から地域の風景や郷土料理がユーモアを交えて取り上げられ、観光活性化の起爆剤として期待を膨らませながら画面に見入った。

 ドラマには市民エキストラが総勢1700人参加した。オープニングから、久慈市の海や駅、中心商店街などが次々に映し出されると観客は誇らしげな表情。出演者が話す「なまり」に標準語の字幕が表示されると笑い声が漏れた。

ヒロインと一緒にいろんな「発見」をしていきたい、そんなドラマです。期待。

そうそう、公式サイトは隅々まで面白く作り込まれています。こちらも併せてお楽しみください。

合い言葉は「( ‘ jj ’ )/じぇじぇ!」

参考リンク:

『あまちゃん』現場仕切りはキョンキョン まるで「スケバンのように」 (ORICON STYLE)

モデル出身で、まだ女優としての経験も浅い能年は「小泉さんは現場のすべてに気を配っているというか、かっこいいな、これがスターなんだなってすごく思いました」と、本人の目の前で語る天然さで場を盛り上げた。

 小泉は「スケバンのように仕切っているだけです。すみません」と笑顔。
(略)
 久慈市でのロケを振り返っては、「夜はスナックの皆さんにお世話になりました。お酒をおごってくれたおじさん、シャンパンを出してくれたママさんらにこの場を借りて御礼を言いたいと思います」と語り、男前ぶりを垣間見せていた。

“朝ドラ”ヒロイン能年玲奈、“大河”綾瀬に勝るとも劣らない天然の魅力 (ORICON STYLE)

そんな能年の魅力について、制作統括の訓覇圭プロデューサーは「彼女には作為がない。お芝居もそんな感じで、びっくりしましたし、いまだにびっくりさせられます。すごい才能、すごいポテンシャルだと思う」と語っていた。

不器用さがヒロインと重なる『あまちゃん』能年玲奈の素顔 (ORICON STYLE)

2010年から女優として映画やドラマで活動を始め、まだまだキャリアの浅い新人女優。この世界に入るきっかけは、「目立ちたがり屋だったので、誌面に載りたくて、モデルオーディションに応募しました」。2006年、ローティーン向けファッション雑誌『ニコラ』のモデルオーディションでグランプリを獲得。中学卒業後、出身地・兵庫から上京した。

宮藤官九郎 : 朝ドラ脚本に苦労「3回ぐらい飽きてます」 NHK「あまちゃん」を語る(まんたんウェブ)

先日、第1週の試写を見たという宮藤さんは、その出来に「朝ドラっぽかった」と手応えを感じている。ドラマの見どころを聞くと、「俳優さんがみんな素晴らしい。そこが一番うれしい」と即答。宮藤官九郎作品初参加のキャストも多いが、「その人たちがすごくはまっている」と自信を見せる。中でも、お気に入りのキャラクターとして宮本さん、渡辺えりさん、美保純さん、片桐はいりさん、木野花さん演じる“北の海女”たちを挙げ、「取材現場で見てきた(本物の)海女さんたちがこんな感じで、再現できているのは皆さん上手だから」と5人を絶賛した。

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