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2012/03/01

北海道・遠軽から在来種の豆を伝え続けるべにや長谷川商店

べにや長谷川商店の豆料理先日たまたまケーブルTVで見たBS12の番組で、遠軽のお店が登場していました。
STVで放送されてた北海道ローカルのドキュメンタリー番組の再放送のようですが、在来種と言われる貴重な地元産の豆を販売している「べにや長谷川商店」のご紹介でした。

北海道の貴重な食材!親子で魅力を発信!(STV)

北海道・遠軽町にある「べにや長谷川商店」。長谷川商店が扱う豆は「在来種」といって農家が収穫した豆をまたタネとして次の年にまた植えて命をつないできた豆です。
べにや長谷川商店の2代目・ 長谷川清繁さん(75)が自家用としてだけ在来種をつくっている農家を見つけては作付けをお願いしてきました。娘の清美さん(45)がいま、首都圏で豆の魅力を消費者に伝えています。

登場するのはお父様の清繁さんと娘の清美さん。地元で在来種の豆を扱い続けていたお父様、転機は東京の百貨店に就職していた清美さんがたまたま担当した催事で地元の豆を出したところ「とても美味しい」と売り切れてしまった経験。そこから「この豆を売ろう」と決めて、首都圏に拠点を作ったのだそうです。

Vol.1 在来種の豆屋さん「べにや長谷川商店」の長谷川清美さんです!(ecoloco パーソンインタビュー 2009.11.20)

青大豆、紅しぼり、栗いんげん、緑貝豆、パンダ豆……。実家は北海道遠軽町の雑穀商「べにや長谷川商店」。故郷で栽培されている、見たこともないような在来種の豆に光を当て、首都圏を中心に豆と豆の食べ方を普及してきた長谷川清美さんに話をうかがいました。

確かに、豆が好きな私も、今スーパーなどで売られている豆で知っているのは小豆や大豆、金時豆、ひよこ豆程度ですので、このインタビューで清美さんが上げられているような豆はまったく見たことも聞いたこともありませんでした。

「存在そのものを知らない」「豆は調理が面倒」「使える料理に限りがある」といった様々な理由で、自宅で豆を食材として使うことに躊躇がある人が多い中、清美さんはそのひとつひとつを「オーガニック中心の食材店に置いてもらう」「料理教室を開く」「レシピ本を出す」といったことで解決していき、少しずつ遠軽発の豆は浸透してきているそうです。

こちらの渋谷のカフェも、そんな在来種の豆を味わえる場所のひとつ。

カフェ マメヒコ 渋谷店

コーヒー豆は北海道「菊地珈琲」、料理には北海道遠軽の豆を使用。2011年より、帯広にある自社の畑で育った大豆や小豆、黒豆なども料理に取り入れています!

「おいしいから」という理由で細々とではあっても作り続けられてきた、在来種の豆。
ならばそれをおすそ分けしてほしい、味わいたいと思うのは自然な気持ち。

清美さんはインタビューでこんなことも言っています。

北海道で細々とつくられている在来種の豆を売っても、売り上げはたかが知れています。でも、在来種の作付面積を広げて大規模栽培、安定供給をしよう、などということは考えていません。元々、量産が難しいお豆なのですから。

将来的にはあざみ野でやっているお豆の学校を拡大して、北海道の畑で農家のおじいちゃんおばあちゃんを講師に豆づくりをするとか、農家の日常的なエコ暮らしを体験してもらったりと、豆を通じた農的暮らしを提案し、在来種の豆づくりをする人が増えればいいな、と思っています。


拡大一辺倒でなく、適切な量を適度に作り、理に適ったおいしさを一番引き出す調理法でおいしく食べる。そういう地に足のついた事業が今の時代には求められていると感じます。

そしてこれは遠軽だけの話ではないとも。

田舎の人は往々にして、自分のところにしかない在来種、つまり宝の価値に気がつかないことが多い。でも、外でおもしろそうなことをやっている、ちょっと豊かになって楽しそう、そのきっかけが在来種だったら「私たちの村にも宝がある!」と気づくかもしれません。北海道の農家の豆から始まる「おかんの一大プロジェクト」を成功させて、全国各地の人たちが地元に目を向けるきっかけになれば、と願っています。神奈川県にも、津久井在来といった大豆の品種がありますし、その地に根付いてきた郷土料理が着実に受け継がれているはずなのです。

地元では「当たり前」になっているものの価値をもう一度見直して、それを別の地域同志でお互い分け合っていけば、どんなに心豊かな暮らしになることでしょう。

地域起こしは簡単なことではないとは思いますが、大きな手がかりのひとつになる事例だと思いました。

遠軽に縁のある人間として、これからも応援していきたいと思います。
まずは、豆を食べに行かなきゃね。

べにや長谷川商店の豆料理
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