能楽お稽古メモ番外・仕舞「土蜘蛛」型付けメモ(シテ・僧役)
去年の秋から仕舞のお稽古を復活して早1年。思えば、夏の短期能楽教室の発表会で「土蜘蛛」の仕舞の僧(土蜘蛛)役をやったのが復活への足掛かりでした。
自分用メモとして、その型付けを書いておこうと思います。
ただし記憶で書くので、間違いもあるかもしれません。随時修正いたします。
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頼光(ツレ)の先に舞台に入る。二人並んで正面向いて構え。頼光(ツレ)はワキ座前へ、土蜘蛛(シテ)は常座へ。
シテ正面を向いて構え。
シテ、ツレの方を向き
シテ詞「いかに頼光。御心地ハ何と御座候ぞ。」
シテ正面を向く
ツレ謡「不思議やな誰とも知らぬ僧形の。深更に及んでわれを訪ふ。その名は如何におぼつかな。」
シテ、ツレの方を向き
シテ詞「愚の仰候ふや。悩み給ふも我がせこが。来べき宵なりさゝがにの。」
シテ正面を向く
ツレ謡「蜘蛛のふるまいかねてより。知らぬと言ふになほ近づく。姿は蜘蛛(ちちう)の如くなるが。」
シテ、ツレの方を向き
シテ詞「かくるや千筋の」左足前に出す 左手上に構える「糸筋に。」右足出しながら糸を投げ、二足下がり構え。
ワキ謡「五躰をつゞめ。」
シテ謡「身を苦しむる。」
地謡「化生と見るよりも。化生と見るよりも。枕にありし膝丸を。抜き開き」ワキが刀を頭上に構えるのと同時に右、左と下がり、右手を頭上に構える
地謡「ちやうと切れば」前に進み、ツレと背中合わせで右足を前に出し右手を上に上げて止まり、上げた右手を左上から右下に振り下ろす
地謡「背くる所を」ワキ座前に行き左足カケて振り返ってツレと対峙して構える
地謡「つゞけざまに」左、右、左右と拍子を踏む
地謡「足もためず」左右と前に出て右手を上げ、糸を投げ、右左と下がる
地謡「薙ぎ伏せつゝ」急いで前に進んでツレが低く刀で切り付けるのを飛び上がってよける
地謡「得たりやおうとのゝしる声に」着地して右左と進みしゃがみ、そのまま振り返って左手で糸を投げ、元に戻る
地謡「形は消えて失せにけり」立ち上がり、最初の位置に戻ってしゃがむ。
地謡「形は消えて失せにけり」ツレも最初の位置に戻って並んでしゃがむ。
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糸は3回投げます。二個は手のひらの中に持っておき、もう一つは着物の袖の中か帯の間に入れておいて途中で取り出して使います。ツレの頭のかなり上の方に向かって思い切ってぶん!と投げるとばあっときれいに広がる、と言われましたがコントロールが難しくて。蜘蛛の巣の小道具は一個1500円と決して安くないので、普段のお稽古では包帯を使い、練習用は2個だけ買ってやりました。
動きが派手でわかりやすい曲なので、やってる方も見てる方も楽しめるかな、と思います。
10月10日にある短期能楽教室の発表会で他の方がやられるそうですので、もしご興味ある方はどうぞ遊びにいらしてください。
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