生誕100年 岡本太郎展(東京国立近代美術館)に行ってきた
連休中に、東京国立近代美術館で開催されていた「生誕100年 岡本太郎展」を見てきました。
NHKドラマ「TAROの塔」を見て大きな衝撃を受けたので、この展覧会をやってることを知り「これは見たい!」と思っていました。その後すぐ震災があって落ちつかない日々の中足を運ぶ余裕がありませんでしたが、ようやく少々落ちついて連休を迎えたので、終了間際になってしまいましたが国立近代美術館に足を運ぶことができた次第です。
混雑状況を公式サイトで確認すると、当日券購入に20分ほどの列ができている、入場は待ち行列なし、会場内は混雑、ということだったので、ぴあで事前に当日券を買って向かいました。確かに入場はまったく行列がなかったので、スムーズに入場。音声ガイドが常磐貴子(「TAROの塔」で岡本敏子役)が「敏子」として語っているとのことだったので、試しに借りて会場に入りました。
会場内は万博で展示された彫刻「ノン!」を正面に出迎えられ、パリ留学から年を追って岡本太郎の様々な時代の様々な表現を、様々なものとの「対決」を軸にして、下記の順番で伝えていきます。(公式サイト「みどころ」より)
プロローグ ノン!
第一章 ピカソとの対決/パリ時代
第二章 「きれい」な芸術との対決/対極主義
第三章 「わび・さび」との対決/日本再発見
第四章 「人類の進歩と調和」との対決/大阪万博
第五章 戦争との対決/明日の神話
第六章 消費社会との対決/パブリックアート、デザイン、マスメディア
第七章 岡本太郎との対決
エピローグ 受け継がれる岡本太郎の精神
ドラマでは紹介されきれてなかった「芸術家」としての様々な作品(絵画・彫刻・写真・デザイン等)を見ることができ、非常に興味深かったです。
個人的にはポスターにも使われていた「森の掟」、縄文土器の再評価とそれらを写した数々の写真、そしてその直前にたまたま渋谷駅の壁画への“原発コラージュ”で話題になってしまった「明日の神話」がとても印象的でした。
また、懐かしい「芸術は爆発だ!」のCMやタモリと共演した「今夜は最高」のVTRを流していたり、「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」のセリフが懐かしいノベルティのグラスもあって、タイムスリップしたような不思議な感じもありました。
一方、音声ガイドですが。うーん、何だか「TAROの塔」の世界を無理やり持ち込んだみたいで、どうにも違和感が大きかったです。展覧会概要の主催に「NHK」「NHKエンタープライズ」とあったのを後で見つけて、ああだからなのか、と納得したのですが、ドラマと現実は次元が違うので分かれている方が個人的には好みです。どちらも中途半端になってしまうような気がするのです。普通のナレーションだけで充分、というのが正直な感想。
とは言え常人のスケールをはるかに超えるエネルギーをたっぷり感じ、とても刺激的な展覧会でした。
港区の岡本太郎記念館、川崎市の川崎市岡本太郎美術館にもぜひ行ってみたいな、と改めて思いました。近いうちに、きっと。
参考リンク:
岡本太郎さん作の壁画にいたずらの絵 原発事故描写か(2011/5/2:asahi.com)
東京・渋谷駅に展示されている、故岡本太郎さんが原水爆をテーマに描いた巨大壁画「明日の神話」が何者かによっていたずらされていたことが警視庁などへの取材でわかった。骨組みだけの建物から黒い煙が立ち上っているような様子を描いた絵が付け加えられ、福島第一原発の事故を連想させるとの指摘もある。
売り上げランキング: 23821
青春出版社
売り上げランキング: 147
| 固定リンク
« SING LIKE TALKING 東北関東大震災被災者支援コンサート『心の復興まで』~Cross your fingers~(グランキューブ大阪) | トップページ | BOOK 「いのちの森の台所」佐藤初女著 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 「神田日勝回顧展 大地への筆触」at 東京ステーションギャラリー(2020.06.27)
- 「みんなのTARO 2016」@TOBICHI2(2016.02.07)
- 「松尾たいこ×千年陶画 ふたつの出会い」@谷中・韋駄天 に行ってきました(2015.12.12)
- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」に初参加(2015.09.14)
- 松尾たいこさん初の陶画展「ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ」に行ってきました(2015.05.27)
この記事へのコメントは終了しました。

![公式長編記録映画 日本万国博 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21HWGG19EGL._SL160_.jpg)


コメント