岩手発「復興の狼煙」ポスタープロジェクト
場所は釜石市。瓦礫の前でこちらをまっすぐに見て立つ若い男性二人の写真。
作業着、ヘルメット、マスク。
「前よりいい町にしてやる。」の白抜き文字。
二人の表情とあいまって、とてもとても力強いメッセージが伝わるポスター。
そんなポスターでいっぱいのウェブサイトが立ち上がっています。
それが「復興の狼煙 ポスタープロジェクト」。
「一緒に悲しむことよりも、あなたの仕事を一生懸命やってほしい。それが沿岸を、岩手を元気にする力になると思うから。」
こんな言葉が右側に書かれ、釜石の現在の様々な風景の前で現地の方々が写った写真。そこに一言ずつ言葉が書かれています。
それはこんな言葉たち。
「大笑いできるその日まで。」
「続く未来に胸張れるよう。」
「心まで壊されてたまるか。」
「仲間は力だと、わかった。」
「かわりに気づいた宝もの。」
「しおれてちゃ男がすたる。」
「夢は勝つ。かならず勝つ。」
「埃も泥も、思い出にする。」
「もうふざけんじゃねえぞ。」
「かじりついてどこまでも。」
「ため息つかないと決めた。」
「諦めるな、と帆立が言う。」
寡黙な東北人たちの写真の表情と相まって、シンプルだけどとても力強い、雄弁なメッセージたち。
ぜひ実際のポスターを見ていただきたいです。
公式サイトの「きっかけ」を読むと、盛岡に住む人たちが「自分に何が出来るだろう?」という自問を繰り返し、仲間たちで起こしたプロジェクトとのこと。
まずはウェブで始めて、実際のポスターも順次張り出していくようです。
このサイトを紹介しているブログ記事「「復興の狼煙 ポスタープロジェクト」」によると、こんなメンバーで制作されている様子。
撮影されたのはフリーカメラマンの馬場龍一郎さん、制作されたのは盛岡の広告制作会社で、一枚ずつ自力印刷されているそうです(印刷風景→ http://plixi.com/p/91208489)。
ツイッターの公式アカウントもあります。(@fukkou_noroshi)
いろんな支援のかたち、かかわり方のかたちがあるのだなあと実感。
「一緒に悲しむことよりも、あなたの仕事を一生懸命やってほしい。」という言葉を受け止め、自分の足元を固めないと、と思う一方で、何とか応援したいなあと思っています。
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