1年で2カ月限定のブラディマリーと「奇跡のリンゴ」のカクテルを飲んできた
皆様ご存じのブラディマリーというカクテル。トマトジュースとウォッカで作るものですが、これを年に2ヶ月くらいしか出さないバーが恵比寿にあります。
そのお店・ODINで、季節限定カクテル・ブラディマリーと、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で一躍有名になった木村さんの「奇跡のリンゴ」を使ったカクテルを飲んできました。
以前「生絞りショウガ汁のモスコミュールを飲んできた」という記事でご紹介したODIN、普通のお店では年間定番品であるブラディマリーを毎年だいたい2月から4月の間だけ出すという、徹底したこだわりのお店です。
このトマトについて、マスターのブログにこんな風に書かれていました。
復活ブラディマリー!(雷神トォールの嘆き)
ほぼ9ヶ月ぶりの復活ですが、掛川の石山さんからトマトが入荷しました。最高ランクの特選の更に最高ランクの4Sトマトでして石山農園ではこれ以上が、無いトマトです。サイズが小さければ小さい程完熟トマトだと甘味と酸味と旨味がある訳ですが その中の糖度が10度以上あるが特選と言うランクで、更に小さくなる程数字が増えます。
画像に在るように、4S以上の小さいサイズはありません。毎年石山さんから送って貰ってますが、4Sのみを注文して居ますが収穫量が圧倒的に少なく、今回は注文した5箱は全て4Sでしたが、たまにどうしても無い場合は3Sが混ざる時もあります。
因みに4Sのみのわがままな注文は、うちの店と関西の某イタリアンのみだそうです。数が少ないので、たまに何処かの飲食店が、興味本位で注文が入っても収穫量が、少ないので断っているそうです。
それと圧倒的値段が高くなります。ゴルフボール位ないしは一回り小さめ?で1つ200円程しますから半端では在りません。毎回石山さんからの請求書が、恐怖の絶頂ですな(笑)
当店の最大の敵は同業者やバーでも何でも無く。原価何です。さてこのトマトを使って作るカクテルが代表的なのが、ウオッカのトマトジュース割のブラディマリーです。
トマトが嫌いな方や、トマトジュースが嫌いな方でもその美味しさに感動して飲む方も、多々居ます。
画像の様に、水に沈みますが通常のスーパーにあるトマトは水に浮かびます。
身がぎっしり詰まっているから沈むのですが、その分味が濃いのです。
そのブラディマリーがこちらの写真。ピンぼけなのはご容赦を。
何と言うか、甘いんです。青臭くないんです。もちろんトマトを絞ってガーゼで漉した果汁とウォッカを合わせてグラスに入れていましたので、砂糖は使っていません。いわゆる「トマトジュース」の味でなく、濃厚なとびきり甘いトマトのあの味をさらにぎゅっと濃縮したような、でも口当たりはさらっとした味わい。不思議な感じです。
年に2ヶ月しか飲めなくても、ここまで飲みに来る価値があります。貴重な貴重な一瞬の邂逅。
そして、もうひとつのお楽しみが木村さんの「奇跡のリンゴ」を使ったカクテル。
完全無農薬で作っている木村さんのリンゴをこのお店ではどんな風に仕上げてくれるのでしょう。
それもマスターのブログに答がありました。
「 うちの林檎はどうやって使うの? 」 僕はそのまま「 カクテルですね。例えばウオッカで割ってみたりそのウオッカも木村さんの林檎の皮を入れてフレーバーを漬けたウオッカで割ってます。ビックアップルと言って世界中に飲まれているカクテルですよ。 後は林檎ジュースにしてシャンパンで割ってみたりとか本来ならシードルにしたいのですが、発砲性の問題でシャンパンにしていますが、後は林檎のブランデーのカルヴァドスで割ってみたり アルコールの弱いお客様にはポム・ド・ノルマンディーで割ってみたりと、色々在りますが出来るだけ素材の持ち味を生かしたいのでシンプルなカクテルを出しています。勿論林檎だけ食べたいお客様もいますから出した事は多々ありますけど。」
たしかにバーテンダーさんにお薦めの飲み方を聞いてみたら、やっぱりシンプルにウォッカがベスト、という答でした。林檎の皮を入れてフレーバーを漬けたウオッカで割っていたとは知りませんでしたが。
こちらがそのカクテルです。
リンゴをまるごと味わってるような濃厚な香りと味で、お薦め通りにして正解。
飲み終わった後も口の中にふんわりと残り香があります。すごい。
全国でも木村さんの奇跡のリンゴを使っているバーはここしかないとのこと。
もしご興味お持ちいただいたら、まだリンゴのストックがあるうちにどうぞお試しを。
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こだわりbar・恵比寿「ODIN」店主のこだわりブログ
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