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2011/01/05

MOVIE 「風が強く吹いている」

今年も様々な記録や逸話を生んだ箱根駅伝
この箱根駅伝をテーマにした2009年の映画「風が強く吹いている」をWOWOWで見た。しかも箱根復路の日の夕方に放映されたものを。

一言で言えば、まっすぐな珠玉の青春ストーリー。「シムソンズ」の駅伝版とでも言おうか。

あらすじは下記の通り(goo映画の作品概要より)

寛政大学4年生のハイジはある日、貧乏な新入生カケルを陸上部の寮・竹青荘に連れてきた。カケルはかつて天才ランナーと呼ばれたが、今は陸上部に所属していない。竹青荘の寮長も務めるハイジはカケルに対し、陸上部入部などを条件に家賃格安の竹青荘への入寮を許可。そしてここからハイジの野望が始動する。それは寛政大学陸上部で箱根駅伝に出場すること。ハイジは長距離専門の竹青荘メンバーらを徐々にその気にさせていき……。

主人公のハイジが目をつけたカケル。彼は訳ありで学校に野宿していたところをハイジに拾われた。他にも何か挫折や劣等感、不全感を持ちながら暮らしていた大学生たちに「才能ではなく努力が報われる駅伝」をみんなで走りたい、と訴え、箱根駅伝を予選会から目指していく。

展開はさすがにご都合主義のところも否めないが、そんなことよりもメンバー一人一人がそれぞれの悩みを持ちながら成長していく様が生き生きと描かれ、ひとつひとつのエピソードがしみじみと胸に沁みてくる。彼らは自分の弱さを認識し、それを仲間の力を借りながら乗り越え、一歩先に踏み出す。その原動力は仲間への思い。仲間と一緒にこの箱根を走りたい、完走したい、そしてお互い讃えあいたい。そんな強い思いが奇跡を生み出す。

箱根駅伝を正面から描くのも珍しいし、とりわけ予選会から紹介するというのはおそらく映像作品では初めてではないだろうか。
そして実際の常連校に似せた学校名、ユニフォーム、たすき、のぼりといった細部まで凝っていて、箱根好きの方は「これはきっとあの大学のこと」と想像しながら見る楽しみもあるだろう。

挫折した経験がある方、人間不信で苦しい方、いろんな苦しさ悲しさを抱えられた方に。しみじみと励まされる作品。

参考リンク:
「風が強く吹いている」完成報告記者会見(WOWOWオンライン)


7月15日、都内で映画「風が強く吹いている」の完成報告記者会見が行われ、小出恵介、林遣都、中村優一、川村陽介、斉藤慶太、斉藤祥太、ダンテ・カーヴァー、大森寿美男監督らが出席した。本作は直木賞作家、三浦しをんの同名小説の映画化。チームを引っ張るリーダー的存在のハイジ(小出恵介)、生まれながらの天才走者であるカケル(林)ら個性豊かな大学陸上部のメンバーが箱根駅伝出場を目指す青春ストーリーで、出演者は撮影前からハードなトレーニングをこなしながら、心身ともに本物のアスリートに変身し、撮影本番に臨んだ。

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