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2010/03/05

COMIC 「日本人の知らない日本語」 蛇蔵&海野凪子

日本人の知らない日本語先日たまたまデパートに行った時、この本のポスターが貼ってあった。見るともなしに見てデパートに入っている本屋さんに行くと、平積みになっている。
手に取って読み始めていきなり爆笑。語学ネタ好きにはこれはたまらない、ということで1巻&2巻まとめてお買い上げとなったのが「日本人の知らない日本語」。

主人公は日本語学校教師・凪子さん。日本語学校に通う様々な国籍の生徒達が持つ素朴な疑問に答えながら、私たちも知らない日本語の語源や成り立ち、敬語の使い分けなどについて紹介されていくのがとても興味深い。

生徒達も任侠映画や時代劇、アニメやマンガなどから日本好きになって来日した人もいれば、仕事で有無を言わさずという人も。様々な国の文化がカオスにぶつかりあい、グローバルバザールの様相を示すのがまた面白い。絵を描く時太陽の色を何色にするか。実は赤い太陽を書くのは日本とロシアくらいで、たいていは黄色、白、金らしい。

またおまけで描かれている「学生が母国に持って帰りたいもの」シリーズも面白い。食品サンプル、狛犬、米、兜、100均ショップ等々なのだそうで。2巻では「畳化(タタミゼ=フランス語の新語。外国人の「日本化」を指すとのこと)したと思うとき」シリーズで、「母国に帰っているのにタクシーのドアが開くのを待っているとき」「肩が凝ったから湿布を張ろうと思ったとき」「自販機にお札を入れるとき」等々。

気楽に笑って読みながら、異文化について、また日本語の歴史について軽く学べる。併せて、日本人も今や使わないような敬語を使いこなすくらい勤勉な生徒さん達にただただ感心したり。

「頑張ってください」は目下の人を励ますための言葉で、目上の人には「お疲れの出ませんように」と言うのがふさわしい、ということも、恥ずかしながらこれを読んで初めて知った。さすがに最近はそういう言い回しは聞いたことがないが、美しい日本語だなあと思う。今度使ってみようか、なんて思ったり。

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「アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

私もこの本が好きで、2冊とも持っています。英語教師という職業柄、語学関係の本には興味があるのですが、これは日本語の成り立ちについても面白く詳しく書かれていて、外国人の友人と話すときも役に立ちそうだと感じました。印象的だったのは1巻で、「日本の建物には爆撃の痕がない」と言っていた人がいるということで、日本は平和だけれど、他の国々の情勢にももっと目を向けなきゃ、と思わされました。

投稿: Hiro | 2010/03/06 19:34

>Hiroさん

Hiroさんもお持ちでしたか。英語の先生というのは今回初耳でしたが、そうすると尚更面白く読めますね。
あと、「日本の建物には爆撃の痕がない」は私も胸を衝かれました。当たり前だと思ってる平和、大事にしなきゃ、と。

投稿: くりおね | 2010/03/10 20:48

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