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2009/11/03

能楽お稽古メモ 2009年8月・9月・10月

うっかりしたことに、7月以降のお稽古メモを書いていませんでした。
さすがにそこまで遡るのは難しく、曲が新しく変わってからの8月分から簡単に書かせていただきます。ご容赦を。

8月からは曲が「田村」になりました。坂上田村麻呂が主人公の話です。
8月に二回、9月に二回、10月に一回お稽古に行っています。(本来月二回なのですが、10月は学会などあり一回しか行けませんでした)

能「田村」(坂上田村麻呂と清水寺縁起(壺齋閑話)

能「田村」は、坂上田村麻呂を主人公にして、清水寺創建の縁起物語と田村麻呂の蝦夷征伐を描いた作品である。観音の霊力によって敵を蹴散らす武将の勇猛さがテーマとなっており、明るく祝祭的な雰囲気に満ちた作品である。屋島、箙とともに、三大勝修羅とされ、祝言の能としても演じられてきた。

初回はワキ次第「鄙の都路隔て来て。」からワキ詞「人を待ちて委しく尋ねばやと思ひ候」まで。
・詞はヒラキの直前できちんと上げて落とし、そのあと二音目をまたきちんと上げるように

二回目はシテ一セイ「自ずから。春の手向となりにけり」からワキ詞「委しく語り給ふべし」まで。
・お腹から声を出す。音だけで上げないこと

三回目はシテ詞「そもそも當寺(トオジ)清水寺(セイスイジ)と申すハ」から地謡「散るや心なるらん」まで。
・シテの詞ははつらつと。
・「これ坂の上の田村麿」の最後はつめる。
・「あれハ上見ぬ鷲の尾の寺。や。」最後の「や。」は気を入れて。
・シテ「げにげにこれこそ」詞のあとのヨワ吟、音を張っていく。少し高く。

四回目は地謡クセ「さぞや名にし負ふ。花の都の春の空。」から地謡「内陣に入らせ給ひけり。」まで。
・音程が時々あいまいに出る。きちんと正しい音を出すように意識すること。

五回目はワキ「夜もすがら。散るや櫻の蔭に居て。」からシテクセ「勢多の長橋踏み」まで。
・音を上げる時、伸ばしてから上げるのではなくなめらかに上げる。
ここは大苦戦。ただでさえツヨ吟はまだ音が取りにくいのに、柴田先生も「ここは難しい」と言われるツヨ吟のクセが入っています。何度も聞いておさらいして耳と体で覚えるしかないのだとは思いますが。
これは頼りの「よくわかる謡い方」も総動員して目と耳で覚えないと・・・。

※「田村」についての解説リンク
田村 - 能 観世流 - 響の会 HIBIKI-NO-KAI
#柴田先生と同じ銕仙会の清水さん、西村さん主宰の「響の会」サイトより

粟谷能の会 - 祝言の能『田村』について
ブログでおなじみ喜多流・粟谷明生先生筆の「田村」解説

観世流二十五世宗家観世元正監修 観世流謡曲名曲撰(5)田村/小鍛治
吉井順一 藤波重満 藤波重満 吉井順一 坂井音重 杉浦元三郎 大江将董 武田宗和 林喜一郎 野村四郎 木月孚行 武田志房
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