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2009/04/13

新宿「ベルク」さんに行ってきた

Berg_1噂を聞きつけ気になっていた新宿の「ベルク」というお店にやっと行ってきました。

新宿は人が多いためあまり足が向かず、正直うといということもありますが、初めてこのお店を知ったのは日経オンラインの「初回客を馴染み客に? できますとも!『新宿駅最後の小さなお店ベルク』~人も店も「長期熟成」で育てる」という記事でした。これはベルクの店主が書いた本「新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? 」の書評を兼ねた記事でしたが、その中のこんな描写にとても心惹かれました。

店を見渡すとテービル席が空いているのに、なぜか壁ぎわに立つ客も多い。仕事帰りに1人で来たOLさんは、立ったままフルボディの赤ワインをがぶ飲みしている。大学生はホット・ドックとコーヒーを。やはり、立ったままだ。もちろん、馴染みの中高年のビジネスマンも多い。

 たった15坪の広さに、これほど老若男女の客がごちゃごちゃしている店は見たことがない。1日の来客数は1500人。コーヒー200円、生ビール300円とリーズナブルだが、メニューの種類は100以上。平均食材原価率42・5%は業界的にはありえない数字らしい。

 いつも大入りで1日の売り上げは約60万円。入居する駅ビル内のテナントでナンバーワンの坪効率を誇っているそうだ。といっても、店に金儲け至上主義的なにおいは、ない。コーヒーもビールもパンも文句なくおいしく、居心地がいいから、みな自然とリピーターとなるのだ。


いろんなお客がいて、飲み物も食事もおいしくて、回転が早い。これはひとり行動の多い私にはうってつけのお店ではなかろうか。これはいつか行ってみないと。
そう思っていた矢先に、今度は「東京ひとりめし」という本を書店で発見。去年京都に行った時大活躍してくれた「京都昼本」と同じエルマガジン社さんのミーツ・リージョナルシリーズとなると、これは気になり、結局購入。なんとそこにも「ベルク」が登場。いやこれはもう行かねばならんでしょう。

というわけで新宿に用があった私はすべての予定を終えた帰り道にJR新宿駅へ。ありましたありました。

Berg_2細長いお店の外にはずらりとメニューやお知らせがぎっしりとならんでいます。
ソーセージにパンにワインにビール。ああどれも無性においしそう。

Berg_3モーニングにランチ、そして驚くのはフードメニューの充実度。なんだかすごいです。

Berg_4ソーセージにパテ、生ハムやラタトゥイユ、シーザーサラダに野菜スープ、カレーまで。なんですかこの充実度は。しかもお手頃価格で。

Berg_counterここまでの写真はセルフサービスのレジに入る前にさっと撮ったものです。ここからずらっとならんでカウンターでオーダー。しばし待ちます。
カウンター横にも小さなサンドイッチやスイーツなど手を伸ばしたくなる商品がたくさん。自制心が必要です。
カウンター上部のメニューを眺めながらどれにしようかとあれこれ悩み、せっかくなのでパンを使ったメニューを試そうかと。紅茶という感じでもなかったので、夕方早い時間でしたが生ビールのハーフ&ハーフに決めました。

Berg_dock_and_beer10分から15分ほど並んだでしょうか。私の番になって、ベルクドックとハーフ&ハーフをオーダー。運良く空いてた席を見つけて座りました。でもここならカウンターで立っててもあまりいやな感じはしないかも。

周りの客層を見ると、実にバラエティに富んでいます。若い二人連れだったり初老のカップルだったり、女性二人連れだったり。もちろんひとり客も多いです。皆さん思い思いにビールやコーヒーや食べ物をささっと食べてはあまり長居せずさっと帰っていきます。ひっきりなしに人は並んできますが、たしかに回転が早いので居場所がないということはなさそうです。
すごいにぎわい。でも居心地いい。噂通りの魅力的な店でした。

私もすっかり一見さんから魅了されてしまった口になってしまい、あのフードメニューをぜひ制覇したいなんて思ってしまっています。
そのためにはお店にずっと残っていただかないといけません。
日経オンラインの記事にもありますが、実はこのベルクさん、新宿駅ビルから退去勧告を受けてしまっています。
以下に記事の該当部分を引用します。

コトの経緯を簡単に説明しよう。06年4月、ベルクが入居する駅ビルの家主が変わった。新駅ビルオーナーは、一定の契約期間が満了すれば貸主がテナントを自由に入れ替えられる「定期借家契約」を入居する店側に迫った(それまでの契約では、特別な事由がない限り、貸主が契約更新を拒否できなかった)。 00年の借家借地法の改正により可能になったこの契約形式を、ベルクにも言い渡し、ベルクはそれを完全拒否し続けた結果、退去勧告を受けたのだ(駅ビルの主張は、「ファッションビルにしたい」というもの)。

 結局、多くの老舗テナントが出ていった。だが、こうした「個人店」のような弱者にとってはニッチもサッチもいかないような巨大な“壁”が登場した時こそ、真価の見せ所である。著者は、「顧客」の声がない中での駅ビルとの交渉に疑問を感じ、ネットで経緯を報告する。するとベルクの客は営業継続を求める1万人分の署名をつけた請願書を駅ビル側に提出した。

 ところが、これは全く無視され、この9月末には、駅ビルから「来年3月までに退店の準備をしてください」「退去せねば、家賃を今の2倍にする」といった内容の文書が届いた。


私はドトールにもスタバにも、普通のおしゃれなカフェにもないない居心地のよさをこのお店で初めて味合わせていただきました。こんなお店がビルの都合だけで一方的な勧告で退去させられてしまうなんて、だれも幸福にはならないのではないかと思います。
お客様の声を集めるべく、ベルクさんでは署名を集めています。署名用紙はこちらでもご覧いただけます。現在12000名分の署名をルミネさんに提出しているそうです。ご賛同いただける方、ぜひご協力を。

18年前からあるお店を今さら知るというのも間抜けな話ですが、やっと出会えた居心地のいいひとり店、これからも寄らせていただこうと思います。

参考リンク:
新宿・ベルクで、孤独のグルメ(クスミの後悔日記2:2008/04/27)

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
井野朋也(ベルク店長)
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