「原君、どこ行ってもうたんや・・・」
社長の困りくしゃ顔に萌えます。
タイトルにしたのは、この記事の見出し。人探しかと思いきや、そうではありません。
5年前に入社した原君は、全然仕事をしません。
履歴書には、うちには勿体ないような経歴が書かれていたので採用しましたが、
ふたを開けてみたら、
タバコを吸いに出たらいつまでたっても職場に戻ってこないし、
お願いした図面を一ヶ月かかっても描き上げることができないし、
製品テストを任せてもいい加減でお客さんから大目玉を食らうし、
全く困ったもんなんです。
でもね、もう50を過ぎる彼を首にしてしまったら、
次に雇ってくれるところはないんじゃないかと思って、我慢しています。そんな彼ですが、ハードはまるっきりだめでも、
実はソフトを任せたらピカイチってことに最近気付きました。
根気よく使っていれば、長所が見つかるもんです。
という具合に始まるこの記事は求人広告。相当型破りですね。
「原君」は記事中で他にも大活躍。
社長の困り顔のキャプションは
「 この日も原君は行方不明。何度言っても懲りない原君に社長も頭を悩ませています。」
だし、別の社員を紹介する写真でも
「原君とは違って、真面目に仕事に打ち込む甲斐君(右)。無口で温厚な性格です。」
募集の文言でも
「今回も、すごい人は望んでいません。原君よりも仕事ができれば、御の字です。 」
そしてとどめに
「職場環境・風土について
仕事はからっきしだめで、職場では無口な原君も、年に一度の社員旅行では人一倍盛り上がる影の宴会部長です。彼をはじめ、みんな飲むのが大好きな陽気なメンバーばかりで、飲み会も盛んです。」
そんな原君50歳がなんだかうらやましくなる広告マジック。
いいなあ、加藤電機製作所。
はてなブックマークでも大注目。熱い視線を送られています。
で、J-CASTによると、これを見た20代~30代の応募者が殺到、一週間もしないうちに70人の応募があったとのこと。やはりこの会社のほのぼの感が心を打ったのでしょうか。
求人広告でダメ社員紹介 すると20、30代の応募者殺到 (J-CASTニュース:2009/02/25)
この中で、加藤技術営業部長(社長の息子さん)に記者がこんな質問をした模様。
「原君」は実在する社員だそうで、今回の広告について「原君」はどう思っているかというと、「現在彼は出張中のため、この広告はまだ見ていないと思います」
・・・原君(ノД`)・゚゚・。
かんき出版
売り上げランキング: 26172
転職に関する知識は今やビジネスマンの常識
会社との距離の考え方
転職について悩む方は是非
すばらしい
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- A Happy New Year 2022(2022.01.03)
- A Happy New Year 2020(2020.01.05)
- A Happy New Year 2018(2018.01.03)
- ポケモンGOで自分の街を知る1年(2017.07.06)
「ウェブサイト」カテゴリの記事
- 目黒川桜まつりに久谷女子のぼんぼり(2014.04.02)
- 「原君、どこ行ってもうたんや・・・」(2009.02.25)
- NHK「青春ラジカセ」でなつかしの「サウンドストリート」が聴ける(2008.11.21)
- 観世流能楽師シテ方 浅見真州さんの公式サイトがオープン(2007.11.06)
- さだまさし検定(2007.06.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
いやー楽しい求人広告ですね。
ついつい応募したくなっちゃいました。
製図なんて全然できないんですが(笑)
原君、あなたのおかげでいい社員が採用できそうですよ!と言ってあげたいです
投稿: Hiro | 2009/02/25 23:35
>Hiroさん
私も応募してみたくなりましたよ。もちろん製図なんかできませんが(笑)。
原君、人生の逆転ホームラン打ったって感じですね。出張から帰って来たらびっくりしそう。
投稿: くりおね | 2009/02/27 00:14