「私生活」@シアタークリエ
久しぶりの生・内野くん。楽しみです。
10/13追記:
感想を少々追加しました。
いかにもイギリス人が好きそうなシニカルな「会話劇」だったと感じた「私生活」。
一歩間違うとただの罵り合いワイドショーになってしまうが、芸達者な4人のおかげで舞台劇として成立していた。
途中のピアノ弾き語りは「内野くんサービスタイム」状態?あの甘い声で歌われると、アマンダでなくても参ってしまうだろう。
「ケンカするほど仲がいい」「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」「蓼食う虫も好き好き」などのことわざが頭の中を駆けめぐる2時間半だった。
橋本じゅんのビクターも秀逸。彼のあの紳士然とした「いやらしさ」があってこそストーリーに納得感が生まれる。
ベガーズ・オペラも手がけた演出家のジョン・ケアードは、こういう「人間の臆面もないいやらしさ」を描くのが得意なのかもしれない。
それにしてもメイドのルイーズにフランス語だけを話させたのはなぜだろう。聴き取れた範囲ではすべて正確なフランス語の台詞だった。原作もそうなっているのだろうか。
関係ないが、二組の取っ組み合い(ものすごい迫力!)のシーンを観て、ああそういえばこの女優さんたちは二人とも「奇跡の人」経験者だ、ということを思い出したりした。
参考リンク:
東宝『私生活~Private Lives~』10/03-31シアタークリエ(しのぶの演劇レビュー:2008/10/12)
寺島しのぶ、内野聖陽を「本能のままに殴っちゃっただけ」 - 舞台『私生活』(マイコミジャーナル:2008/10/03)
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