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2008/07/07

第四期短期能楽教室 お稽古九日目

数日前までの肌寒さがうそのような蒸し暑さ。朝から汗だくになりながら、表参道の銕仙会に向かいます。第四期短期能楽教室七月の一回目のお稽古メモです。

今日は一期生・二期生からスタート。
一期生は謡は新しく「小袖曽我」に入ります。
いつも思うのですが、一期生の方の謡の進むスピードの速さ、そしてそれにちゃんとついていく皆さんのすごいこと。
今回もあっと言う間に8ページ相当を進んでます。こんなの少なくとも私ではありえないですよ。余程謡を覚えるくらいに聴いてるか、予習されてるんでしょうねぇ。うーん、見習わねば。と言うか、見習ったとしても同じレベルには到底追いつけないような気もします(涙)。

次に私たち二期生の謡。引き続き「羽衣」です。
シテ「然るに月宮殿の有様」~地謡「白雲の袖ぞ 妙なる」まで。
全部で4ページ分。一期生の皆さんのようには行きません(涙)。それでもようやく一期生が仕舞でやっているクセ舞の謡まで進みました。

・然るに月宮殿の有様

シテの謡はゆったりと。

・春霞

「は」の音は、ヨワ吟の上音・中音・下音と三段階ある音のさらに下の呂という音。思いっきり低く出す。そうしないとあとの高い音が出なくなる。

あとは細かい音の取り方の間違いをひとつひとつ直していただきました。ウキのタイミングとか、けっこう間違えてしまうんですよね。

あと残り三回でどうしよう、という話になりましたが、二期生の中で進み方が揃っていないので、謡は無理せず「羽衣」までにしておこう、ということになりました。ほっと一安心。一期生みたいにたった3回のお稽古で「経正」なんて、いくら何でも無理!と思ってましたので。

次に一期生の仕舞。次は「竹生島」なんて話もありましたが、相当速い動きの舞らしく、先生が「ちょっといきなり『竹生島』というのはやっぱり厳しいんで、一曲動きの速い曲をやってからにしよう」とのことで「高砂」キリに。
動きが速くなると、差込やヒラキは腰を片方引いて半身になるんだそうです。なるほど。
成田美名子さんの「花よりも花の如く」の巻末にいつもついている付祝言「千秋楽ハ民を撫で 萬歳楽にハ命を延ぶ」の部分を含む曲です。

二期生の仕舞はこれまた引き続き「羽衣」キリ。「東遊の数々に」は何回謡ってもいいですね。好きな曲です。

このあと予定があったため、自分達の番が終わると早々に引き上げさせていただきました。

* * * * *
で、ここからは長い余談です。

忙しい時ほど何かをやらかすというのは人の常。

その日はお稽古のあと午後シンポジウム、その後友人のお母様のお通夜出席という風に予定が連続して入っていたのですが、シンポジウムに向かうため地下鉄に乗ってる中で、謡本を稽古場に忘れてきたことに気がつきました。
あれは書き込みたっぷりの自分用マニュアルと化してるので、なくなったらむちゃくちゃ困ります。でも取りに戻ってる時間もなく、どうしようと考えた末、まだ残ってお稽古されていると思われる能楽教室仲間の方にメールして、預かってもらうようお願いしてみました。
でも携帯のメールですから、どのタイミングで見られるかは正直わかりません。案の定「帰宅してからメールを見てしまった」というお返事が。無理もないことなので、先生の携帯にもメールしたのですが、その後お稽古が詰まっていると見えて返信はありません。謡本の行方はつかめないままシンポを終えてお通夜に行き、一緒になった友人と電車に乗って戻ってきたら、おしゃべりしているうちに乗り換え駅をうっかり乗り過ごし、代々木で山手線に乗り換え。そこでふと「まだ先生稽古場に残っていらっしゃるかもしれないから、今から取りに行ってみようか」と思い立って、原宿で乗り換えてまた表参道の銕仙会に。

先生はお弟子さんへのお稽古は終えて、2Fの舞台で一人でお稽古中でした。こっそりと顔を出したら「何?」と言われたので「すみません、謡本を忘れたんですが、、、」と声をかけたら「あー、あれ○○さんのだったの」と。1Fのお稽古場の謡本入れから取り出され、かくして手許に無事戻ってまいりました。時刻は夜8時過ぎ。

ただでさえ暑くてグロッキー気味だったんですが、さすがに疲れました・・・

それもこれも大事な謡本を忘れるという大ボケをやらかした自分のせい。最初にメールした方には他の方に聞いてみていただいたり、先生にもメールしていただいたりといろいろお手間をかけてしまいました。申し訳なく、激しく反省。

#「鶴亀」「高砂」「羽衣」「猩々」などキリ舞の部分の曲はたいてい収録されている、「世阿弥の再来」観世寿夫さんの謡CD。

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コメント

ここ2回ほどお稽古を休んでしまいましたので、
進行具合が気がかりでした。お稽古メモ、とても助かりました。どうもありがとうございました!

投稿: やまだ | 2008/07/15 11:27

>やまださん
少しでもお役に立てたようでよかったです。謡が「羽衣」で終わるというのでほっとしました。次のお稽古でまたお会いしましょう。

投稿: くりおね | 2008/07/17 00:03

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