平成20年 「京舞 井上流舞さらへ」ご案内
昨年もご紹介した井上流京舞のおさらい会、今年も銕仙会能楽研修所で開催されます。
井上流京舞とは、観世流シテ方九世観世銕之丞さんの奥様・五世井上八千代さんが家元の、祇園で舞われている日本舞踊です。「片山家能楽・京舞保存財団」の「京舞」リンクにはこのように紹介されています。
上方舞の中でも、京都固有の特色を持つ井上流を特に『京舞』と呼びます。井上流は、寛政年間(1789~1801)に近衛家の舞指南役を勤めた井上サト (初世井上八千代)が宮廷文化を基盤に創始しました。以来ほぼ2世紀の歴史を持ち、祇園甲部の正式唯一の流派です。今や京都の年中行事となっている「都をどり」を支えているのも京舞井上流なのです。そんな京舞を東京で見ることができる数少ない機会である 「京舞 井上流舞さらへ」、概要は下記の通りです。
「京舞 井上流舞さらへ」総勢17名の舞さらへ。終わり頃には、お能で言う「番外仕舞」的に名取の方々の舞も見られます。最後は家元・井上八千代さんの長唄「葵の上」を予定。
開催日 8月9日(土)
於 銕仙会能楽研修所
開場午後1時半 開演午後2時 終了予定5時30分頃
入場無料
八千代さんの舞を昨年初めて観た時は、そのコンパクトさとしっとりとした優雅さ、指先・足の先まで情念が表現されて、美しいの何のって。驚きました。
今年の「葵の上」は、能の「葵上」をモチーフにしたものではないかと思いますが、どんな風に表現されるのでしょうか。
参考リンク:
京舞井上流(能楽の淵管理人日記:2006/10/09)
第17回 井上八千代さん「おなかで舞う」が師匠の教え 巡る時の長さ舞台で表現したい(読売こころ塾:2006/05/02)
関連エントリ:
東京で祇園の舞を 「京舞 井上流舞さらへ」ご案内(2007/08/06)
「和楽」5月号に京舞の井上八千代さん(2006/04/11)
姿―井上八千代 京舞井上流四世・友枝喜久夫 喜多流能楽師
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