第四期短期能楽教室 お稽古七日目
いつの前にか季節は梅雨になり、街を歩く人達の装いも夏服に。今回も遅くなりましたが、第四期短期能楽教室六月の一回目のお稽古メモを。
この日は一期生の仕舞→二期生の仕舞→二期生の謡→一期生の謡という順で進められた・・・ような記憶が。(すでに曖昧)
一期生の仕舞は「羽衣 クセ」(春霞たなびきにける~白雲の袖ぞ妙なる)から「竹生島」に入りました。
「元より衆生。再度の誓ひ」から「龍宮に飛んでぞ入りにける」までの最後の部分。
二期生の仕舞「羽衣 キリ」(東遊の数々に~霞に紛れて。失せにけり)の地謡をやったあと、謡のお稽古に。
地謡「涙の露の玉鬘」~シテ「舞うとかや」まで。
ばたばたしていてほとんど予習できずに臨んだら、ボロボロでして(涙)。先生にも他の二期生の方にも大変申し訳なく。
「涙の露の玉鬘。挿頭の花もしをしをと」のところは、成田さんが「花よりも花の如く」の番外マンガ「花を描くのも楽じゃない」の中で、「ちょっとした忘れ物」のアイデアで「羽衣を忘れたらどうか」と観世暁夫(現銕之丞)さんに言ってもらって成田さんが爆笑していた時に使ってた詞章。ここを謡うといつもあの「カザシの花もしをしをと ホンマに帰れません」と天女が泣いてる絵が浮かんでしまいます。
そのあとのシテの「天の原。ふりさけ見れば。霞立つ。」のところの一連の部分は、音がどんどん下がっていくので、最初の方で下手に低く取ってしまうと後の方で声が出なくなってしまう方も。私は低いのはまったく問題ない(高いのがつらい)んですが、他の方は悶絶状態になるかもしれません。要注意です。
次の「伽陵頻伽(かりょうびんが)の馴れ馴れし」から「空に吹くまで懐かしや」までの上歌。先生のお手本を聞いてるとさらっと謡ってるように聞こえますが、いざ自分で謡うとなると微妙なところがあちこち難しく、何度もやり直し。もうこれは覚えるまで聴き込むしかないですね。
そしてあまりに嘆く天女の様子が哀れだったのか、漁夫がとうとう羽衣を返すと言ってくれる場面へ。しかしすぐに返してくれないところがいやらしい。「あらうれしや 此方へ賜りたまへ」と喜ぶ天女に「すぐ返したら、そのまま舞いを舞わずに天に帰ってしまうだろう!」と言って返さない。んーまー。言うに事欠いて、盗人猛々しい(意味が違う?)。
でも天女はそんな漁夫に
「いや疑ひハ 人間にあり。天に偽りなきものを」
ときっぱり答えるわけです。
ここは「花よりも花の如く」の最初のお話にも引用されていますが、とても美しく清々しいところですね。詞を言っていても、まるで自分も心清らかな天女になったような気分になります。
返してもらった羽衣を着て、ちゃんと約束通り舞を舞う、後半の部分に向かいます。
一期生の謡「竹生島」の時に、仕舞の部分の謡を一緒に習いました。地謡できるように、ということですね。こちらはテンポよく、すかっとした感じの曲でした。
というわけで、予習しないとだめですね~。何とか時間を見つけて、少しでもやってから次のお稽古に行きたいのですが、、、うむむ。
#「花よりも花の如く」初回収録
#「花を描くのも楽じゃない」収録
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