三谷幸喜さん、ブログを始める(ただし期間限定)
朝日新聞夕刊に連載されている「三谷幸喜のありふれた生活」で、三谷さんが6月公開の映画「ザ・マジックアワー」の監督をしている話が昨年末から紹介されていましたが、4月18日掲載のエッセイでそのプロモーションのためのブログを映画公開までの期間限定で始めたということが書いてありました。
「ザ・マジックアワー」の公式サイトにリンクされていたブログ、その名も「三谷幸喜の満ち足りた生活」です。
でもエッセイの中では延々と「日記は苦手」と言っているのが何とも三谷さんらしいところで。
最初は乗り気ではなかった。そもそもインターネットにはあまり縁がない。アクセス、コンテンツ、エントリー、なんのことだかさっぱりである。
しかもブログというのは、簡単に言ってしまえば「日記」である。そもそも文章を書くのは、そんなに好きではないのに「日記」である。週に一回、このエッセーを書くだけで、いっぱいいっぱいなのに。連載を始めて九年目になるが、未だに慣れない。締め切りの日になると、朝から重たい気分になる。今朝もそうでした。
とのっけから「非・乗り気モード」満開です。
と言いつつ話は過去の日記ネタになっていき、大ウケしたのが高校の時につけていた夢日記の話。
これはまあ、面白かった。今読むと「聖徳太子とナイアガラの滝でしりとり合戦」といった、あまりにシュールな内容が並び、錯乱した青春時代が偲ばれる。
「聖徳太子とナイアガラの滝でしりとり合戦」する三谷さんを想像して大爆笑。
まあとにかく日記はどうにもこうにも苦手~、と言いつつ、映画の宣伝になるならやらないわけにはいかない、映画のスタッフ達のためにも好き嫌いを言ってる場合ではないと監督らしい腹の括り方をされ、そのあとは三谷さんらしい真面目に取り組む様子が書かれます。
引き受けたからには、ベストを尽くしたい。早速ブログの「傾向と対策」を調べる。中川翔子さんの「しょこたんぶろぐ」や竹原慎二さんの「竹原慎二はブタっ鼻」(これは面白い!)や品川祐さんのものといった有名どころは一通り読ませていただいた。戸田恵子さん、瀬戸カトリーヌさん、はしのえみさんといった知り合いのブログも見せて貰った。
このあたり凝り性の三谷さんらしさ全開ですね。そしてこういう時に真っ先に例として上がるのが「しょこたんぶろぐ」というのが何とも。
で、肝心の三谷ブログを見てみると。
「たまに」というエントリで見せてくれた三谷さん筆の西田さんのイラスト。上手過ぎます。さすが日芸出身(関係ない?)
「地道な努力」で自衛官募集ポスターのとなりにチラシをこっそり貼る写真あり。「これはフィクションです」という注意書きをしてますが、エントリを見てると何だかんだ言ってけっこう楽しんでいそうです。まさに三谷ワールド。あちこちに登場する愛犬とび君の写真もラブリー。
RSS登録して、6月7日の公開までチェックさせていただきます。
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