「池上線」が朝日新聞beに
題して「駅に残した切ない記憶」。添えられた写真は満開の桜の下を走る新型車両の緑が美しく、目に鮮やかです。
池上線は蒲田から五反田までの10.9キロを3両編成、ワンマンカーで走るローカル線。記事は作詞者の佐藤順英さんへのインタビューを中心に進みます。
「池上線」は、バンドの知り合いだった西島三重子さんが曲をつけ、うたった。75年9月に出た西島さんの最初のアルバムの中の一曲だったが、じわじわと人気が出て、翌76年にシングル盤が発売された。
池上線の古びた車内で2人が気まずく沈黙する1番、駅を降り、家まで送られる途中、恋人に思わず抱きしめられる2番。物悲しげなメロディーに、別れの具体的な情景が乗る。
「池上線」の歌詞はgoo音楽の池上線 歌詞情報でご覧いただければと思いますが、この歌詞についてマニアたちがネットで論議しているのだそうです。「あれはどこの歌なのか」「純愛なのか、不倫なのか」など。
その顛末は「池上線」でご紹介した「散歩の達人」ですでに明かされてたのですが、佐藤さんの大学時代の実話で、モデルの駅は池上駅でした。記事中で「個人的体験は、タウン誌の編集者に取材で話してしまう06年まで、堅く心にしまい込んでいた。」とあるのはこのことですね。
この記事では、さらにその「彼女」のその後の消息まで追いかけています。「就職したメーカーの相手と結婚すると言っていた」彼女はその通りの生活をしていて、「ふつうすぎるほど、ふつうに暮らしています」とのこと。一方の佐藤さんは独身を通しているとか。
2面の記事に添えられた池上駅の構内踏切の写真を見ながら、遮断機のこちらと向こう側で二人の運命は別れてしまったんだなあ、なんて感傷的なことをつい思ってしまいました。
「池上線」のフルコーラスが聞ける画像はこちら(リンク切れの場合はご容赦を)
ところで始発駅両方とも、駅ビルが4月にリニューアルオープンです。
蒲田は4月16日に「グランデュオ蒲田」がオープンし、五反田は4月23日に「レミィ五反田」がオープン予定。
池上線・大井町線開通80周年ということもあるのかないのか、ふだんはひっそりしている地味な池上線が今年は何やら主役を張ろうとしている様子です。やる時はやりますよ、池上線。
4/22追記
参考リンク:
東急池上線/池上駅(住友雄資(すみともゆうじ)のしばしば日記:2008/04/20)
#本当に「池上線」を聴きながら池上線に乗られた方のブログエントリ。「角のフルーツショップ」のあった商店街や池上駅などの写真が載っています。
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朝日新聞 2008年4月19日(土)be on Saturdayに掲載
忘れていませんでした。
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コメント
朝日新聞の「be」に掲載された記事を元にした「うたの旅人」がBS朝日で金曜日の夜放映されています。
「池上線」は(2009年)6月19日に放映され、26日にも再放送予定のようです。
ずいぶん久し振りにこの曲を聴きましたが、その背景にある「悲恋」の物語を聞くと、ますますこの曲が好きになりました。
もともと、池上線のどの駅がモデルになっていたのかということが取り沙汰されていたようですが、沿線の地図をじっくり調べれば、駅を降りたあと、商店街を通り抜けて、再び踏切を渡るのは、「池上駅」と「雪が谷大塚駅」の二ヵ所しかないことが分かります。
(実際は、池上駅だったそうです。)
投稿: ひで | 2009/06/24 10:45
>ひでさん
コメントをありがとうございました。
BS朝日の番組情報もありがとうございます。自分の見慣れた風景をテレビの画面で改めて見ると、また発見があっていいなあと思います。
投稿: くりおね | 2009/06/25 22:46