Dの悲劇
つい先日「movaからFOMAへ」なんていう浮かれた記事を書いて間もないタイミングで、三菱さんが携帯電話から撤退というニュースを見てしまった時の悲しさったらありませんでした。
「D」の三菱電機、携帯電話の開発・生産から撤退(ITmedia News:2008/03/03)
三菱電機は3月3日、携帯電話事業からの撤退を発表した。新規開発は終了し、現在販売中の「D705i」「D705iμ」「D905i」を最後に「D」端末は生産・開発を終了する。「出荷台数が減少するとともに、今後の業績改善を見通すことが非常に難しくなっている」と撤退を決断。経営資源は基地局などの通信インフラや、カーナビなどに振り向ける。たしかに、シェアとして決して大きくはない三菱さんでしたので、正直いつまで携帯作り続けてくれるんだろう、と思いながら使っておりました。なので、「青天の霹靂」ということはなく、むしろ「ああ、とうとう来てしまったか・・・」という気分です。 とは言え初めて買った携帯からずっと愛用してきたメーカーさんの端末がなくなってしまうというのは、とても寂しいものです。 ちなみに私のこれまで買ってきた機種を列挙してみると。
D201→D207→D502i→D503is→D506i→D905i
という歴史でした。
フリップ式→折りたたみ→スライド式というメカニズムやスピードセレクターなどハードウェアのユニークさ、そしてメール機能の使いやすさ(自動振り分け機能など)を始めとしたソフトウェア部分の地味だけどいい機能の数々、時代を彩ったと言っても過言ではないでしょう。
IT Mediaにも「三菱といえば“フリップ”“スライド”“先取りの先進性”――ユーザーの思い出」という記事で、愛用者の皆様の哀惜の言葉が多数寄せられています。
特にこのご意見は私も激しく同意。
「三菱はチャレンジャーだった。ドコモ初のカラー液晶搭載の『D502i』は1.8インチと当時としては大型だった。外部メモリ対応(『D251i』)もドコモ初だった。ヒンジ部の張り出しはあったが、アンテナの内蔵も早かった(『D503iS』以降)。ストレート型でアンテナを内蔵した『D211i』は先鋭的な印象だった。機能てんこ盛りの巨大端末『D2101V』なんてのもあったな。三洋電機のように売却ならDNAは残せたのに。残念です」「いつも、時代とは違う端末の形が好きでした。ストレート時代は、フリップ。折りたたみでも、カメラの回転(スピンアイ)、ハニカムCCDでデジカメに接近したし、スライドモデルだったり。私は、初めて持った携帯が『D502i』だったので、ドコモのカラー液晶の始まりも印象的です。そして今、最後の高機能端末となった『D905i』を愛用してます。いつも、ひとあじ違う携帯を作ってくれた三菱電機に感謝です」
せっかく最後の新機種となったD905iを入手したのですから、きっちり大事に使い続けていきたいと思います。
参考リンク:
さよなら「D」&「Trinitron」(賽は投げられた:2008/03/03)
#どうでしょうファン仲間のK_SさんもDユーザだったとのこと。お互い寂しいですねぇ。
「今までありがとう」NTTドコモ編--三菱電機「D」ケータイを振り返る(CNET Japan:2008/03/08)
#懐かしの機種の写真が満載
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