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2008/02/28

STAGE 文楽「義経千本桜」 国立劇場小劇場

Bunraku200802以前から興味はあったのだが、チケットが入手しづらいと聞いていたため二の足を踏んでいたのが文楽。
それがふとしたきっかけでチケットを入手し、国立劇場2月文楽公演に行ってきた。

※内容について書いていますので、未見の方はご注意ください

何せ初めての文楽。少しでも事前情報を、と思い、検索して見つけた「らくらく文楽」(今は「らくらく文楽NEO」に移行済)の「初心者の初心者による初心者のための文楽講座」カテゴリを一通り目を通す。国立劇場へのアクセスや中の様子、食事についてなどわかりやすくまとめてあって非常に心強い。
国立劇場も初めてだったが、半蔵門駅1番出口を出ると交差点に大きな看板が出ていて、あとはその案内に従えばそのまま到着。わかりやすい。

入場し、まずはイヤホンガイドを借り、いざ座席へ。
文楽は語りの太夫と三味線、それに人形遣いが分業となっていて、人形遣いもさらに三人で分業という仕組みになっている。舞台上手に太夫と三味線が登場し、頭巾をかぶった方が「とーざい。本日の太夫・・・」と太夫と三味線を紹介。そして「~の談」と場面を紹介してから物語に入る。上手下手上方に字幕が出、いたれりつくせりの情報提供。

私が見た夜の部「義経千本桜」はとても華やかでケレン味に満ち、なおかつ情愛にあふれた、町人文化の栄華を感じる作品だった。
人形が思ったよりずっと大きく、その動きがあまりになめらかで巧みで、静御前はあでやかで色気があり、狐忠信も人間の時とケモノの時の様子の違いが動きだけでもわかりやすく表現されている。
驚くところからの登場や、ラストの宙づり(まさか主遣いまで釣られるなんて)など度肝を抜く演出あり、人形だからこそできる非現実味がかえって物語の本質を伝えるようで、あまりの素晴らしさにただただ驚くばかりだった。

たまたま検索してみたら、この日の公演に出演されている豊竹咲大夫さんのインタビュー記事を発見。

人間国宝が共演
豊竹咲大夫「キツネの業きっちり語る」

 豊竹咲大夫が、8日から24日まで東京・三宅坂の国立小劇場で上演される文楽の人気作「義経千本桜」で、見せ場の「河連(かわつら)法眼館の段」を語る。

 兄、頼朝に追われる義経を軸にした大作中、義経が静御前に預けた鼓の皮になったキツネと、子ギツネの情愛を描く有名な場面。咲大夫は「桜が満開で、きれいなメルヘンのような世界。変化で退屈させないように昔の人が考えたのだろう。お造りも天ぷらも、おすしも中華もありますというように」と魅力を語る。


「咲大夫!」と会場からも声がかかっていた方で、おそらく人気の太夫さんなのだろう。たしかにおっしゃる通り、飽きることのない趣向が次から次へと用意されていて、初めての文楽にはちょうどよかった気がする。

なかなか感想をアップできないでいるうちに、短期能楽教室の柴田先生が「冥土の飛脚」をご覧になった様子。私でも題名を知っている近松の代表作、こちらも非常によかったようだ。「曽根崎心中」「心中天網島」なども是非見てみたいと思う。

参考リンク:
文楽への招待
「歴史」「人形」「裏方さん」「太夫、三味線、人形遣い」「ギャラリー」「 リンク集」「ニュース」「古典をつなぐ―若手紹介」「公演案内など」と、初心者にわかりやすく文楽を紹介。

文化デジタルライブラリー 文楽編(文化庁)

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コメント

な、何かすごいんですけど‥後でじっくり読み返します。浄瑠璃って言うんですかねぇ‥北野監督のドールズで興味を持ったというか、惹かれました。ただあの映画はどうかなぁ‥私は心が温かくなるような映画が好きなので。菅野ちゃんの笑顔から急に泣き出すシーンには感動したんですけどねぇ‥

投稿: 陽子 | 2008/02/29 06:39

>陽子さん
「ドールズ」は未見ですが、文楽は人形への興味からでもお入りいただけると思います。

投稿: くりおね | 2008/03/02 09:54

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