JAL国内線でジブリ短編映画「空想の空とぶ機械達」を観た
北海道帰省の行きの便で見た機内誌「SKYWORD」で、「スタジオジブリ」の文字を見た時驚きました。1月の上り便で、ジブリ美術館で上映されていた短編映画「空想の空とぶ機械達」を機内上映するというのです。
調べてみると、実は7月にこんなプレスリリースがありました。
JAL、787導入にむけ「空を飛ぶ。」プロジェクトを始動!~JALとスタジオジブリが「空を飛ぶ。」楽しさを伝えます。 ~(JAL:2007/07/06)
JALはこの度、「空を飛ぶことの夢、よろこび、楽しさ」を、お客さまと共感していくことを目的に、「空を飛ぶ。」プロジェクトをスタートいたします。プロジェクトパートナーは世代を超え世界中にファンをもつスタジオジブリです。JAL とスタジオジブリは1992年に共同でアニメーション映画「紅の豚」を製作いたしましたが、再びタイアップにより、空への夢と喜びを子供たちを中心とした幅広いお客さまに伝え、空想の世界を『形』にしてこの夏以降、お客さまに楽しんでいただける様々なプログラムを展開してまいります。
・宮崎駿監督の幻の短編を一般初公開
宮崎駿監督が三鷹の森ジブリ美術館の展示用に制作した、秘蔵アニメーション映画「空想の空とぶ機械達」(2002)。宮崎駿監督が心から楽しみながら描き、ナレーションも自らつとめ、従来の劇場映画とは違うかたちで空を飛ぶ楽しさを描きました。この秘蔵傑作を、この度、ジブリからの協力を得て、JALが独占上映することになりました。多くの人に見ていただくのは、これが初めてです。一般初公開となる作品にどうぞご期待ください。
そんなわけで帰りの便は、「空想の空とぶ機械達」を楽しみに乗りました。
5分ほどの短い作品でしたが、「天空の城ラピュタ」のタイガーモス号やフラップターの解説から始まり、昔の人達が創り出した空想世界の空を飛ぶ様々な機械について、豚に扮した宮崎監督自らのナレーションで紹介されていきます。
このアニメーションの絵のなめらかさ、美しさ、楽しさ、わくわく感と言ったら。様々な形の「空飛ぶ機械」がぎっしりと描き込まれ、空と風景の美しさとあいまって、宮崎アニメのエッセンスが凝縮された、何度観ても楽しめる作品でした。「宮崎駿監督が心から楽しみながら描」いたというのがよくわかります。
ラストシーンの水筒の水を飲む少年の澄んだ瞳。強い意志をたたえた表情。しびれます。
この後「紅の豚」も上映予定とのこと。なんでも、1992年の公開当時、JALさんが劇場に先駆けて機内上映したそうで。また、1994年、宮崎駿監督が「機内食の歴史」をテーマに、JAL機内誌向けに書き下ろしたオールカラー漫画「空中でお食事」を新しい形で紹介してくれるという企画も。これは見逃せません。
参考リンク:
JAL機内で宮崎駿監督の秘蔵短編を公開(YOMIURI ONLINE:2007/07/11)
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