第三期短期能楽教室 お稽古八日目
今月は通常のお稽古日では合わない日があり、個別補習を設けていただきました。一階のお稽古場です。
個人稽古のお弟子さんが先に二名ほどいらしたので、拝見しながら待つことに。
素人会(お弟子さん達の発表会)の舞囃子練習だと思うのですが、お一方は「羽衣」のシテの登場から羽衣を返してもらって舞うところまで、またもうお一方は曲名はわからないのですが男舞をやっていらっしゃいました。
「花よりも花の如く」3巻にあった、笛の旋律を歌詞に置き換えた「オヒャラーイ」をここで初体験。先生が「オーヒャラーイ~ ヒャラヒャライー」と歌いながら振りを指導しています。また大鼓や小鼓の掛け声「ヨーオ」とか「ホンニョオオー」「ホー」なども口で再現しながらのお稽古。そうか、囃子方がいない舞のお稽古ではこうやっているんだなあ、と実感。本当に笛の音みたいなんですよ、当たり前かもしれませんが。
さてその後私のお稽古の番に。当然マンツーマンです。
「土蜘蛛」の続きを。
ワキ:「御聲の高く聞こえ候程に 馳せ参じて候」~地謡:「力を得たるばかりなり」まで。いよいよワキの独武者(ひとりむしゃ)登場です。
・詞(ことば)のところはよく読み込んで、文脈を伝えるように。
自分でもやりながら「何だか棒読みだなあ」とは感じてました。読み込まねばっ。
・「土も木も」
つーーーち↑ぃ↓もきもー
この日は「廻し」のところを徹底的にチェックされました。どうも音の上げ方が足りないようです。意識してきちんと上げるようにしないといけません。
・「その時独武者進み出で」
力強く。
・「この塚を」
このつかア↑ーーをー↓ー
「橋弁慶」の時にもあった「イロ」、何度も何度もやり直しです。
「をー」の落とすところはそんなに大きく落としてはいけないようなのですが、どうしても音が取れずに下まで下がってしまいます。
・「力を得たる ばかりなり」
ばあ↓↑かりイ↑↓なア↑↓↑↓/アーりーイ↓↓
「ば」で中廻し、そしてそのあと「かりな~~」で一度切って、「アーりーイー」で中廻しスエル、という流れが難しく、ここも何度も何度もやり直し。
「土蜘蛛」は「花よりも花の如く」2巻でのひろくんの独武者登場まで来ました。あと一回くらいで最後まで行くのかな?そしたらあとは発表会に向けての練習ですね。どの役がつくのか、楽しみです。いやその前にちゃんと謡えるように練習しないといけませんが。
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