第三期短期能楽教室 お稽古三日目
今月は設定されているお稽古日の都合が二日のうち一日どうしてもつかず、平日夜に補講をお願いしました。
第三期短期能楽教室・お稽古三日目のメモです。
しかしお稽古スタートまでには長い道程が。
最初から「待ってもらうけど」と言われてはいましたが、二階の楽屋にいざ行ってみたら私の前に、、、三人?!うひゃー。いったい何時になることやら。とりあえず予習をして待ってようかな、と思っていたら、先生に「ちょっとこっちに来て」と呼ばれて、そこにいらした柴田理沙ちゃんのお母さんと一緒に先生のダイレクトメールの封筒詰めのお手伝いをすることに。10月24日の柴田先生が「隅田川」のシテをつとめる青山能や、11月10日の逗子文化プラザでの「船弁慶」(理沙ちゃんはここで子方をするようです)、11月4日に野尻湖プリンスホテルで開催される能・狂言ワークショップ(狂言は茂山千之丞さん)などのチラシをせっせと封入いたしました。
それが終わって少し離れた場所で今度こそ予習、とiPodを耳にしていると、私の直前の方の番になった時また呼ばれます。今度は何だろう、と思うと、そこにいらしたのは今日初めてお稽古にいらした三期生の方。概要を説明され、謡本とお扇子を渡されたあと早速「鶴亀」の謡のお稽古へ。しょっぱなからお一人では声も出しにくいだろう、ということで私が一緒に謡うことになりました。
久々の「それ青陽の春になれば~」です。「君の恵みぞありがたき」までご一緒に。お隣でうるさくてすみませんでした>三期生の方
三期生の方の仕舞のお稽古が終わり、私の番になった時にはもう8時半をまわっておりました。
さて私は「橋弁慶」の謡の続きです。
後シテ:「既にこの夜も明け方の」 ~ シテ:「すは。痴者よ 物見せんと」 まで。
以下、ひっかかった節回し。と言うか、今回はほぼ全敗です。もう難しいのなんのって。
・我が身ながらも 物頼もしうて
わがみながら↑アも↓オ ものだのも↑し↓う↓ウて↑エ↓エ
「物頼もしうて」の「う」は、よくわかる謡い方によると「ツヨ吟のウキ」とのこと。そんなのあるんですか。うーん。二字くらい前から音を浮かせ、「う」をしっかり下げるんだそうです。
・手に立つ敵の 恋しさよ
てに↑イ↓↓たつかたきの こい↑イ↓しさ↑ア↓↓アよオ
「手に」で上にはねて、次の「立つ」の「た」は元よりさらに一音下げるようなのですが、なかなか高さが定まりません。復習あるのみ、、、
・辨慶彼を 見つけつつ
「つつ」は「イロ」。これは「つ↑ウーつ↑ウー」と二度上にあげ、最後は軽くおさえる(のかな?)
・すは。痴者よ
この「すは」もイロ。「す↑ウーわ↑あー」と二度上にあげ、最後は軽くおさえる(だよね?)
・物見せんと
最後の「と」はしっかり音を据える(下げる)ように。
いやもうまったく撃沈でございました。聴くと謡うとは大違い。難しいったら。
繰り返して練習しないといけません。復習復習。
参考リンク:
第2期 短期能楽教室 3回目(迷宮探索:2007/03/03)
第2期短期能楽教室4日目(迷宮探索:2007/03/18)
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