「2007 夏・広島から さだまさし」8/24 NHKBSで放映
さだまさしさんのライブ「2007 夏・広島から」が8月24日(金)にNHK-BS2で放映されます。
2007 夏・広島から さだまさし(NHK)
■ 放送日:
8月10日(金) 午後7:30~8:45 総合テレビ
8月24日(金) 午後10:30~(翌)午前0:00 BS2
長崎に原爆が投下された8月9日に、広島で平和のためのコンサートを行う、さだまさしの「願い」「祈り」を、余すことなく伝える番組が「2007 夏・広島から さだまさし」です。
長崎出身のさださんは、親族に被爆者を持つこともあり、平和のためにできることは何かを考え続けてきました。平和を歌うだけではなく、昨年まで20年にわたって、8月6日に長崎でコンサートを行ってきました。しかし「日本の未来への危機感は、コンサートを始めた頃と変わっていない」と言います。「本当に、歌は、平和に役立ってきたのか」と自分に問いかける中で、人類初の被爆地である広島で歌うことは、さださんの宿願でした。会場は、原爆ドームと対峙して建つ広島市民球場。思いに共鳴した加山雄三さん、BEGINなども参加します。30,000人の観客とともに作り出すステージから、歌手・さだまさしの平和へのメッセージを届けます。さらに、BS2では、バックステージでのインタビューも交えて伝えます。
「精霊流し」の「あなたの愛した母さん」、そして「椎の実のママ」のモデルであるさださんの叔母さんは被曝者だったと、以前さださんのエッセイかライナーノーツで読んだ記憶があります。何と言ってもあの長崎という土地で育ったんですから、彼の「ノーモア・ヒロシマ」「ノーモア・ナガサキ」は実感のこもった、空々しくないものだと感じます。
私の父は長崎市のお隣の市の出身で、一度家族全員で長崎に帰った時、浦上天主堂と原爆資料館に立ち寄ったことがあります。その時は妹と一緒で、私は大学時代に原爆資料映像など見る機会も何度かあり、現地の迫力に圧倒されつつもそれほどショックは受けませんでしたが、高校生だった妹はあの手のものを見るのが初めてだったので「ものすごくこわかった、もう行きたくない」と言ってました。
でもそんな「ものすごくこわい」ことが現実に起きていたことを、決して途絶えさせることなく伝えなければならないと強く思います。
今週、「焼き場に立つ少年」という写真で有名なジョー・オダネル氏という米占領軍のカメラマンの訃報がありました。この写真についてはKuni Photo Blogさんのエントリ「焼き場に立つ少年」に原物と解説が載っていますので、詳しくはそちらをご覧いただきたいと思いますが、こういった歴史の証言から目をそらさず、消すことなく引き継いでいくのが、私たちの大切な役割ではないかと思う今日この頃です。
関連エントリ:
1945年8月11日、新潟では「原爆疎開」があった(2005/08/11)
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