朝日新聞夕刊一面コラム「ニッポン人・脈・記」に藤村D登場
朝日新聞東京本社版の1面にいつも載っているこの連載コラムは、いろんなテーマを切り口に、有名無名の関わる特徴的な人物を紹介していて、けっこう愛読しています。
先週からテーマが「テレビの情熱」というものになり、番組を制作する様々なテレビ局のディレクターやプロデューサーを紹介しているのですが、今日はバラエティー番組を取り上げていて、そこで「水曜どうでしょう」の話になったのですね。藤やんの他には日本テレビの土屋ディレクター(進め!電波少年)、元フジテレビの横澤プロデューサー(オレたちひょうきん族)が紹介されています。
「地方局制作のバラエティー番組が全国で静かなブームを巻き起こしている。北海道テレビが96年に始めた『水曜どうでしょう』だ。」という文章で始まる段落は、こんな文章で締められています。
番組は02年にひとまず終えたが、再放送は各地で。テレビ朝日系列以外も注目し、今年4月、福井を最後に47都道府県での放送が達成された。再編集して発売した1本約4千円のDVDは8種で計120万本近くも売れ、その一挙一動への注視も強まる。
まったくその通りで、その注視が強まった結果が、先週報道された「鳥取砂丘事件」なのでしょう。経緯については読売新聞の記事「持ち出し禁止、鳥取砂丘の砂失敬…北海道TVがおわび」をご覧いただくとして、直後にHTBからのお詫びが出、そのあとOFFICE CUEサイトにミスターと大泉さん連名のお詫びと大泉さん個人のお詫びメッセージ、そして「水曜どうでしょう」公式サイトに藤村Dと嬉野Dのお詫びが出されるという、危機管理のいいお手本になりそうな迅速かつ誠意ある対応でした。どれも変な言い訳をしない率直なお詫びであり、砂丘の砂を荷台に積んで走った「原付西日本の旅」は今後放送しないという決断をしたのです。
全国に注目されるということは、こういう視線も引き受けていかないといけないということなんだなあ、と、何とも複雑な気持ちになりました。
とは言え私の「一生「どうでしょう」します」という気持ちはもちろん全く変わりません。人間だもの、完璧になんかなれないでしょう。それが何か問題となった時、どういう風にふるまうかにその人たちの人間性が現れるもので、今回の彼らはとても彼ららしく率直だった。信じられる人たちだ、という気持ちが改めて強くなった次第です。
ところでこの写真、藤やんの名前しかキャプションがなく、手にしている抱っこ藤やん犬を初めて見た方は一体何これ?状態になってしまうのでは。
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