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2007/05/01

COMIC 「リストランテ・パラディーゾ Ristorante Paradiso」 オノ・ナツメ

リストランテ・パラディーゾ都内某所の本屋さんのコミックコーナーであてもなくぶらぶらしていた時、ふとこの表紙が目に飛び込んできた。それはまるで旅先の街角で思いがけずすてきな店に出会ったような、うれしい出会い。

恐る恐る開けた扉の向こうは、前代未聞の「老眼鏡紳士萌え」のパラディーゾ(天国)だったのだ。

本屋さんのポップには「『このマンガがすごい! 2007・オンナ版』で4位にランクイン」なんて文字が躍り、単行本の帯にはあのハチクロ作者羽海野チカさんの登場人物似顔絵付きで「・・・大好き(クラウディオが)」という推薦が。
その場では買わなかったが、以来どうにも気になり続け、先日入った別の本屋さんでようやく再会、無事購入と相成った。

舞台はローマのリストランテ・カゼッタ・デッロルソ (casetta dell'orso:英語でcottage of the bear)。いつも予約で満席のこの店、料理はもちろんもう一つの「ウリ」があった。そこにオーナーの妻オルガ(離婚歴あり)の前夫との娘・ニコレッタが訪ねていくところから物語は始まる。
自分の存在を隠して再婚し、祖母の家に放置していた母を告発するつもりで乗り込んだニコレッタが、ばらすことができずにいながら店に何度か通ううちに、この店のもうひとつの「ウリ」を知る。
それが

老眼鏡紳士

だったのだ。

シェフもソムリエもカメリエーレも、皆老眼鏡着用のいい男であることが採用条件。そして、中でもとびっきりの紳士であるカメリエーレ(給仕)長のクラウディオに、ニコレッタは惹かれていく・・・。

この続きはぜひ単行本でお読みいただきたいので、ストーリー紹介ははぶくが、読んでる間本当にヨーロッパにいるように感じられ、とても心地よい一冊。何度も読み返し、その都度発見がある。
メガネ萌えの私に「メガネ」プラス「紳士」とこられては、落ちないはずもないのだが、それがなかったとしてもすごく好きになったと思う。登場人物が老若男女一人一人キャラがきっちり立っていて、皆とても魅力的なのだ。
一言で言うとオトナのマンガ。こういうのを読むと、日本にいてよかったなぁと心から思う。

ここからはまったくの余談。
店のソムリエ・ジジが大きくからんでくる回がある。彼は美味しいものに目がなくて、つい店の料理をばくばくつまみ食いしてしまう、ちょっと風変わりな有能なソムリエなのだが、彼の20代の写真を描いた絵の顔を見て、この方そっくり、と思ってしまったのはここだけの話。そうか、じゃあ彼があと30年たつとジジのような感じになるのか、なんて妄想しつつ。

関連エントリ:
私のハートをわしづかみにする「メガネくん」(2005/02/21)

リストランテ・パラディーゾ
オノ ナツメ
太田出版 (2006/05/18)
売り上げランキング: 1713

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