新潟弁の名詞は頭にアクセントあり: くりおねあくえりあむ

2007/05/14

新潟弁の名詞は頭にアクセントあり

新潟を離れてはや10年以上が過ぎても、うっかりすると出てしまう新潟弁が、実は単語のアクセントなんです。

４月３０日（月）放送分・頭高の名詞の発音について（今すぐ使える新潟弁ポッドキャスト版：2007/04/30）

名詞の中には、標準語と新潟弁でアクセントが違うものがたくさんあります。
例えば、苺という名詞があります。標準語では、「苺」と抑揚のない発音で表現しますが、新潟弁では、「苺」と、頭にアクセントを置いて発音します。

同様に、新潟弁では、椅子は椅子。ネズミはネズミ。大人は大人。包丁は包丁と言います。

くつ、廊下、掃除、クジラ、うさぎ、後ろなども同じで、新潟では頭にアクセントを置いて発音する名刺が非常に多いのです。

つまり、こういうことですね。（太字がアクセント）

いちご

いす

ねずみ

くつ

うしろ

音で確認されたい方はぜひこちらの音声をお聞きください。

これこれ、これこそ新潟弁ですよ～。このアクセントを耳にすると一気に自分の中の新潟弁濃度が急上昇してしまいます。
今もつい「ふく（服）を着る」とか言ったあとで「あ、しまった」と内心思うことがあります。みなさん大人（おとな）なので咎めたりはされませんが、ちょっと今のアクセント変かも、と思ってらっしゃるんでしょうね、きっと。