「日刊サイタマ」の片岡さん 産経の新年社員大会でスピーチ そしてあの人も登場
昨年ブログでトラックバックしたのをきっかけに、後半は3回もオフ会でお会いしてすっかりお世話になった産経新聞記者の片岡さん。iza!の人気記者ブログ「日刊サイタマ 本日のダメ出し」の筆者と言った方がわかりやすいかもしれません。
彼女が、なんと産経新聞社の「新年社員大会」にて、社員代表の一人としてスピーチをされたとのこと。
スピーチは・・・グフグフ(日刊サイタマ 本日のダメ出し:2007/01/05)
5日午後2時からスタートした新年社員大会。会場には東京本社や近郊などに勤める社員約500人が集まり、国歌斉唱、永続勤務表彰、海外特派員との賀詞交換などが行われました。そして、SANKEI EXPRESSを代表してS記者が挨拶をした後に、イザ!を代表して「日刊サイタマ」が登壇致しました。今回のスピーチは、前年にデビューした2つの媒体にスポットを当てて、会社から指名された記者が代表で挨拶をした次第です。
そんな中、担当上司から「お願い、面白くして」と依頼された片岡さんは、あの手を使ったのです。
そう。またも
コバトンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
ということで、iza!の旗を持ったコバトンと仲良く並んでのスピーチの写真が記事に掲載されています。
スピーチでは、「揚げ物探検隊」の高橋裕子隊長(32)と開催致しましたオフ会や毎日新聞、磯野彰彦編集委員との合同オフ会、先月実施されたイザ!オフィシャルオフ会に関する報告などを中心に行いました。
おお、あのオフ会の話をしたんですね。どんな風に紹介されたんでしょう。気になります。
「我が埼玉県のマスコット『コバトン』の着ぐるみを着て、私の後ろをつけ回した記者は片岡さんが最初で最後ではないかと思います」「以降、ブログでいろいろいじられているようですが、私は結構気に入っておりまして、よく拝見させて頂いております」
上田知事、懐の深い方ですね。着ぐるみを着て浣腸しようとした記者にこんな暖かい言葉を・・・。他県の知事ですが、ますますファンになりました。
記事の終盤でコバトンの正体が明かされますが、それは記事を読んでのお楽しみ、ということで。(美しい友情の物語が・・・。)
産経さんは大阪本社でも新年社員大会というものを行っていて、そちらでは記者ブロガーとして「見出しの裏ネタ―5年目女子記者 つれづれ日誌―」を書かれている大衡那美さんがスピーチされたとのこと。しかも「住田社長・年頭の挨拶」の直前に。内容は「ブログと新聞~スピーチ要旨」というエントリで書かれています。「記者ブロガーの一人として、ブログに対する思いや体験談をスピーチ」されたということで、印象に残った部分を一部引用します。
これまでの私は、恥ずかしながら、
読者の存在をあまり意識したことがなかった。
何百万人という人に情報を伝えている実感の無いまま
日々記事を書き、見出しをつけ、
新聞を世に送り出してきたように思います。「イザ」というポータルサイトのおかげで
私は、読者をより身近に感じるようになりました。
逆に言えば、読者の方にとっても、これまで以上に
記者の存在をより身近な存在として
受け止められるようになったのではないでしょうか?
大衡さんのこの言葉は、他の記者ブロガーの方からもほぼ必ずといっていいくらい聞く言葉です。こういう言葉を聞くたびに、記者の方がブログを書くというのはきっと大きな意味のあることなんだ、と強く感じます。
片岡さんの今回のスピーチ中、仏頂面をしていたり、睡眠中だったりする方々が少なからず壇上から見えたそうです。万人が彼女の取り組みを諸手を上げて歓迎しているわけではない、ということでしょうか。そんな方々の心中を私が勝手に想像すると、
「記者なら紙面記事で勝負しろ」
「オフ会やらでファンに囲まれてうわついていてどうする」
「着ぐるみ着る記者なんて前代未聞だ」
なんてことを思っていらっしゃるのかもしれません。
でも、けっこうな割合の方が、本当はうらやましいんじゃないかと思いますよ。ジェラシー、みたいな。竹橋発の磯野さんみたいに
いいなぁこういうブログも。読者からの書き込みも多く、ちょっと悔しい。
って正直に言っちゃえばいいのに。
ともあれ、片岡さん、大衡さん、そしてコバトンの中の方、本当にお疲れさまでした。今年もブログを楽しみにしています。
※ここからは本文には関係ないおまけのひとりごとです。
「日刊サイタマ」のサブタイトルに「埼玉県政・さいたま市政担当記者として、埼玉を憂える破天荒系レインボーユーモアブログ」とありました。以前は「埼玉を憂える風刺的な要素満載のブラックユーモア系ブログ」でしたが、去年私がトラックバックしたエントリで「「風刺的」は確かにそうだけど、ブラックユーモアというよりはレインボー系破天荒ユーモアといった趣のブログです」と書いたのを部分的に採用いただいたのかな、なんて勝手に喜んでおります。
関連エントリ:
行ってきました「第1回イザ!主催 人気記者ブロガーオフ会」(2006/12/21)
行ってきました 「竹橋発」「日刊サイタマ」合同オフ会(2006/11/17)
行ってきました「日刊サイタマ&揚げ物探検隊 合同お試しオフ」 (2006/10/21)
産経記者・片岡さんのブログ「日刊サイタマ 本日のダメ出し」(2006/06/20)
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コメント
おはようございます。
遅くなりましたが新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
東西両記者ブロガーが社員大会でスピーチする、それをブログで報告する。それぞれの「持ち味」がでているのでよかったなーと読者としては思います。
>>そんな方々の心中を私が勝手に想像すると、
>>「記者なら紙面記事で勝負しろ」
>>「オフ会やらでファンに囲まれてうわついていてどうする」
>>「着ぐるみ着る記者なんて前代未聞だ」
>>なんてことを思っていらっしゃるのかもしれません。
あーそうですね、「だんだん緊張してきた」とお話になってますからそんなこともあったのかと。でも上司の命令ですからね。苦情は上司まで(笑)
投稿: nekoni-matatabi | 2007/01/07 09:43
こんばんは~ 改めまして明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申しあげます。
弊社社員大会についてのエントリをUP下さり、まことにありがとうございました。
まずは・・・
>「埼玉県政・さいたま市政担当記者として、埼玉を憂える破天荒系レインボーユーモアブログ」とありました。以前は「埼玉を憂える風刺的な要素満載のブラックユーモア系ブログ」でしたが、
について。きゃ~そうなんですよ~!EXにレンタル移籍をしていたときは、「埼玉を憂えているにも関わらずEXを担当することになった根っからのダメ出しブログ」にしていたのですが、EXからさいたまに帰還したときに、以前の「ブラックユーモア~」に戻そうとして、ふと、くりおねさんが書かれていたことを思いだしたんです。
そうだ、確かにくりおねさんの言うとおりかもしれない!と思い、最初TBを送ろうと思ったのですが、「それじゃあつまらないなあ」と思い「いつ気づいてくださるかなあ~」とグフグフ笑いながら、突っ込んでもらうのを待っておりました。
今更で恐縮ですが、くりおねさんの表現を使わせて頂きました。これからもレインボー系で参ります。どうもありがとうございます♪グフグフ
それから・・・・
>万人が彼女の取り組みを諸手を上げて歓迎しているわけではない、ということでしょうか。そんな方々の心中を私が勝手に想像すると、
「記者なら紙面記事で勝負しろ」
「オフ会やらでファンに囲まれてうわついていてどうする」
「着ぐるみ着る記者なんて前代未聞だ」
なんてことを思っていらっしゃるのかもしれません。
これ、仰る通りだと思います~
実際に「記者なら紙面記事で勝負する」のは当然のことなので、これは常に前提に置いて考えているつもりです。ブログをはじめたことがきっかけで本業がおろそかになったといわれるのはイヤですから、これまで以上に努力はしているつもりです。それに新聞とブログはまったく異なる媒体との認識を持って、記事を書いています。
・・なあんて、こういう部分は敢えて語らないのが美徳のような気がするので、自身のブログでは触れないようにしていますが・・・くりおねさんのところだから許してもらっちゃいます♪
ファンに囲まれて・・・は逆に気遣うことの方が多いですね~。ありがたいなあ、嬉しいなあ、と思う反面、見られているというのは、緊張するものです。みなさん、言いたいことはハッキリ仰いますしね(^^)でも、それによって、自分の会社がどう見られているか、世論がどのように形成されるのかなど、想像の域をこえて肌で感じることができるようになり、大変プラスになっています。ファンといっても、人はわがままですから、ちょっとしたことで機嫌を損ねるものですよね。人と上手につきあっていくことは、とても難しいと思います。
着ぐるみは・・・・これは何も返せませんね わははは。これは好きで入っていることでして・・。でも、記者が入っちゃいけないって決まっていないし、そんな気取った商売だとも思っていません。でも、薦めはしませんが(笑)
>でも、けっこうな割合の方が、本当はうらやましいんじゃないかと思いますよ。ジェラシー、みたいな。竹橋発の磯野さんみたいに
いいなぁこういうブログも。読者からの書き込みも多く、ちょっと悔しい。
って正直に言っちゃえばいいのに。
お~!いやいやいやいや・・これを読んで「んなこと思うか!」とキレる人がいるかもしれませんね。わはは。
実際、ここだけの話(?)ですが、自分のブログの順位が上がりすぎると、世の中を憂います(笑)。イザ!では、阿比留記者や大島記者らが上位にいると安心するんです。「日刊サイタマ」は「主食でなくおかず。それもなくても困らないけど、あったら手を伸ばしたいおかず」を目指してUPしています。
それでもって、何事でもそうだと思いますが、硬派だろうと軟派だろうと、全ての人が納得する内容なんてないと思っています。それが健全な姿ですよね。みんなが味方だったら、ゆるゆるのぬるぬるで成長できなくなってしまいますし。
ただ、私が社員大会で伝えたかったのは、記者は読者がどういう人たちなのか、どんな方々に飯を食わせてもらっているのかをもっと知る必要がある、ということなんです。
よく記事を書く上で、「読者の目線に立って」などと言いますが、実際に対話をしている人は少ない。読者に迎合しろという意味ではありません。
ただ、往々にして「言うは易し行うは難し」になってはいないか、己も含めてよく考えさせられることがあります。批判するのは簡単なんですが、じゃあ自分はどうか?っていうと、そんなに立派に生きていない気がします。
うーん、長い!! 語りは酒の席にしよう。うん、そうしよう。新年会、楽しみにしております♪くりおねさん、いつもありがとうございます!
投稿: 日刊サイタマ | 2007/01/07 23:06
>nekoni-matatabiさん
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
>東西両記者ブロガーが社員大会でスピーチする、それをブログで報告する。それぞれの「持ち味」がでているのでよかったなー
おっしゃる通りですね。いろんな意味で違った「持ち味」が出ていて、面白かったです。ご本人達はそれどころではなかったでしょうけど(笑)。
>日刊サイタマさん
力の入ったコメント、ありがとうございます。
触れていただいた「レインボー系」のところと、仏頂面のみなさんの心中(想像)は、最初は日刊サイタマさんのブログへのコメントにしようかと思ったのですが、なんとなくそれもどうかなあと考え直して、自分のところで書いてトラックバックさせていただきました。
「レインボー系」ご採用いただき、ありがとうございます。こういうのってすごくうれしいですね。
仏頂面のみなさんの心中(想像)へのいただいたコメント(「「記者なら紙面記事で勝負する」のは当然のこと」など)も、「日刊サイタマ」を日頃きちんと読んでくださってる方にはメッセージとしてきっと伝わっていると思います。ただ、おっしゃる通り、「全ての人が納得する内容なんてない」というのも事実だし、違うからこそよりよいものが生まれる可能性がある、というのもまたその通りだと思います。なかなか難しいところですね。
・・・と私も語りだすと長くなりそうなので、続きは新年会でお会いできたらその時にでも。
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
投稿: くりおね | 2007/01/09 00:36