ローラの暮らしたデスメットという町
子どもの頃からあこがれていた、いつかきっと、訪れてみたい場所。
その場所が、今週の朝日新聞be entertainment第一面に写真入りで掲載されていました。
愛の旅人 父さんと母さん ローラ・インガルス「大草原の小さな家」(asahi.com:2006/12/09)
「大草原の小さな町」――米国中西部のサウスダコタ州デスメットは、いまも小さな町のままだった。「小さいけれど、アメリカだけでなく、世界でも有名な町の一つですよ」。州観光局のタイラー・シャープさんは胸を張った。ローラ・インガルス・ワイルダーの自伝的な小説「大草原」シリーズの主な舞台だからだ。
デスメットが登場するのは、「インガルス一家の物語」四冊目の「シルバー・レイクの岸辺で」。(作中では「ドゥ・スメット」と表記されていました)
そのデスメットの今が記事で紹介されています。
デスメットではいま、インガルス一家は大切な観光資源だ。レストランのメニューにはインガルス・グリルという豚肉のステーキもある。夏休みに入ると観光客が押し寄せ、野外劇を楽しみ、当時の衣装をまとったボランティアの案内に耳を傾ける。「世界中で愛読され、親から子、孫へと語り継がれていますからね」と、ローラ・インガルス・ワイルダー記念協会のダイアン・モルナーさんは言う。
一家が住み始めたころの人口は100人程度。約130年後のいまも1000人そこそこだ。碁盤の目のように道路が数本走っている町の骨組みも昔のまま。10分も歩けば、町を突き抜ける。そこには、西部開拓時代にタイムスリップしたような光景が広がる。
このあと「測量技師の家」「町の家」など、この本に登場するおなじみの場所の名が次々と記事に出てきて、うれしい限り。記事ではリンクされている「〈ぶらり〉米国・デスメット」にはデスメットへのアクセスがこのように紹介されています。
「大草原」シリーズゆかりの地の多くは大草原のまっただ中にある。バス、鉄道はまず使えず、これらの場所をつなぐ幹線道路が国道14号。ローラ・インガルス・ワイルダー歴史街道と呼ばれる。ペピン、アイオワ州バーオーク、ミネソタ州スプリングバレー、ウォルナットグローブ、デスメットを通る。デスメットはスーフォールズ空港から約130キロ。「インガルスの家」があり、資料館になっている=写真上。観光案内所兼ギフトショップの隣には、一家が最初の冬を過ごした「測量技師の家」が保存されている。町はずれに開拓農地跡、一家の墓地=写真下=もある。
そして町の中の地図も掲載。ファンには永久保存版ですね。プリントアウトしていつかきっと、ローラのふるさとを訪れたいものです。
beの記事は、開拓者の父さんと定住を望んだ母さんの対立から米国民の移住癖に話を進めていきますが、やはり私の関心は写真で見る復元された「大草原の小さな家」やインガルス一家の墓地などに大きくひかれてしまいます。
いつかきっと、レンタカーでローラの辿った道のりを追いかける旅ができたらなあ、そう思っています。
ウィスコンシン州ペピン(「大きな森の小さな家」)からカンザス州インデペンデンス(「大草原の小さな家 」)、ミネソタ州ウォルナットグローブ(「プラム・クリークの土手で」)、デスメット(「シルバー・レイクの岸辺で」「長い冬」「大草原の小さな町」「この楽しき日々」「はじめの四年間」)、そしてロッキーリッジ(「わが家への道―ローラの旅日記」)。すべてをたどる長い旅を、いつか私も。
関連エントリ:
BOOK 「大きな森の小さな家」シリーズ ローラ・インガルス・ワイルダー(2005/01/28)
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