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2006/12/27

京都・ひさご寿しさんの「蒸しずし」

Hisago1今回の京都小旅行は一泊二日の急ごしらえだったので、事前調査はほとんどない状態で突入でした。
となると、名所旧跡巡りは難しく、食べ物を楽しみにした旅になってしまいます。
ということで、まずは初体験の「ひさご寿し」さんの蒸しずしについて。

「ひさご寿し」さんは河原町四条にあるお寿司屋さん。ここの名物のひとつが冬季限定の「蒸しずし」だと教えてくれたのは、おなじみ麻生圭子さんの「京都がくれた「小さな生活」。」です。
ふつうのちらし寿司なら食べたことはありますが、それを蒸すといったいどうなるのか、興味津々でいざお店へ。

お店は河原町四条の交差点近くで、表はカウンターでお持ち帰り品を売っています。その横を通っていくと、細長い店内へ。一階席は満席で、二階席に通されました。
メニューを一応確認しますが、お目当ての「蒸しずし」をオーダー。「十五分ほどかかりますがよろしぃですか」と聞かれて、大丈夫です、と返事。期待して待ちます。

Hisago2待つこと十五分、ふたをした状態(上の写真)で蒸しずし登場。「熱いからお気をつけ下さい」と。ふたを開けようとそっと手を伸ばすと、たしかにあつあつです。気をつけながらふたを取ると、黄色い錦糸玉子と茶色い穴子のコントラストも美しく、ふわっとあがる湯気の中にほぐした穴子の香ばしい香りが立ち上って、目も鼻も「おいしそう!」でいっぱいに。

口にほおばると、ほかほかに蒸された具とご飯が胃にじんわりとあたたかさを広げてくれます。ああおいしい、としみじみ。寒い冬だからこそ最大限に味わえるうれしさ、ですね。
麻生さんが書かれていた通り、食べ終わるまで器も中身も温かいままでした。これを発明された方に心から感謝。

帰ってからお店の公式サイトを見てみたら、なんとこの蒸しずしを「チンする蒸しずし」の名前でネット通販してました。四個入りと八個入りの二種類で、クール便で届けてくれるそうです。
東京がぐんと冷え込む2月になったら、試してみようかと思案中。あの味、どこまで再現されるでしょうか。

京都がくれた「小さな生活」。
麻生 圭子
集英社
売り上げランキング: 78709

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