遠軽で作られるレトルトスープカレーの話
以前スーパーで見つけたレトルトのスープカレー。まだスープカレーの製品が首都圏にはあまり出てない頃だったのでとても珍しく感じ購入してきて、製造者の住所を見たら「遠軽町」とあってびっくり。「あれ?札幌の会社じゃないんだ」という驚きと、夫の出身地であり毎年帰省している遠軽(えんがる)という身近な町の名前をこんなところで見るなんて、という二重の驚きで。
そのスープカレー製造元の会社のことが、先日朝日新聞に掲載されていて、こういう理由でスープカレーを作っていたのか、とやっとわかりました。
スープカレーで夫の遺志継いだ/遠軽(asahi.com:2006/10/30)
北海道の味として、新千歳空港の土産物店に並ぶようになった「スープカレー」。このレトルト商品は、オホーツク海に近い小さな街の食品加工会社が開発した。牛海綿状脳症(BSE)の風評被害で自殺した夫の遺志を継いだ女性社長が、スープカレーブームに着目して会社を立て直し、名産づくりに一役買ったのだという。 (伊藤唯行)食品加工会社のエヌケイフーズは、オホーツク海にほど近い遠軽(えんがる)町にある。雑木林に囲まれた従業員50人ほどの小さな工場は、朝から夕方までスープカレーのスパイスの香りが漂う。3年前に売り出したお土産用のレトルトカレーは、月間8万食を生産するまでに成長した。笠木弘子社長(60)は「主人の思いを無駄にしたくなかったから」と話す。
続きはぜひリンク先の元記事をお読みいただきたいのですが、概略を書くと、もともと和牛カレーを看板商品としていたのが、BSEの風評被害で取引先から次々と納入を断られるようになり、当時社長だった笠木社長の旦那様が自殺されてしまったとのこと。会社を引き継がれた現社長はそのあとスープカレーに出会い、何とか商品化めざして努力してこられたそうです。
ちなみにエヌケイフーズさんの会社案内にある住所をGoogle Mapに入力すると、こんな風。たしかに町の中心街からは少し離れた場所にあるようです。
私が買ったのは木多郎さんのチキンカレーでしたが、今はいろんなお店のカレーをレトルト化しているんですね。
最近では人気店のマジックスパイスさんのスープカレーも明治製菓さんがレトルトで商品化していて、競争はますます激しそうですが、北海道の会社が地元の食材を使って作るというところに意義があるのだと思います。社是としてかかげていらっしゃる「『安全とおいしさ』の追求」を守っていただきながら、これからもぜひおいしいスープカレーを作り続けていただきたいなあ、と陰ながら応援しております。
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