COMIC 「働きマン」第三巻 安野モヨコ
表紙の少々物憂げなヒロの表情に「・・・秋?」とか思っていたら、そういうことだったのかと。
ふられたあと涙ぼろぼろで原稿を書き、「こんなちぎれそうになって なんで私は働いてるのかな」とつぶやくヒロの言葉があまりにも痛い。働く女子の失恋現場としてリアルすぎ。
でも別れの痛みを結局は仕事で乗り切ってしまうヒロの姿がちょっと悲しくもあり、やっぱりなあ、と納得感もあり。
個人的には、張り番の菅原さんがマンガ誌の担当になって、まったく違う世界で「人に動いてもらう」ことを考えていく話がツボにきた。こんなふうにそれまでとは違う視点で働くようになっていくことを「成長する」と言うのだろう。
衆議院議員が「オヤジマン」として登場したのは、正直意外な人選。そうだよね、この人達だって本当は「働く人」なんだもの。丹波議員が方向転換してくれたように、「開発と破壊」から「再生と回復」を目指す政治家が増えてほしいものだと心から思う。
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