いちじくの甘露煮
子どもの頃、秋になるとたまに母が作ってくれたいちじくの甘露煮。大好物でした。
いちじくのすみずみまでこっくりした甘味がしみて、私にとってはマロングラッセよりも上等な「甘味」でした。
ところが大人になって、いざ自分で作ってみると、どうしても母が作ったようにはいきません。鍋で作っても、電子レンジで作っても、味が真ん中まで沁みわたらないんですね。
で、先日帰省した時に、久し振りに母のお手製のいちじくの甘露煮が出てきたので、どうやって作ってるの?と聞いてみました。
母によると、鍋で40分ほど煮たあとさまして一晩そのまま置き、翌日もう一度煮る、とのこと。
さましてそのまま置くところまではやってましたが、もう一度煮るのがポイントだったようです。
というわけで帰宅して早速試してみました。
と言うのも、出かける前に一度いちじくを煮てあったのです。
で、もう一度電子レンジにかけて、さらに一晩おいてみました。
翌日食べてみると、実家で食べたものにはもちろん追いつきませんが、煮汁がちゃんと中まで沁みて、それなりに納得できる味に。
#ご参考に、電子レンジで作る時の分量と加熱時間を。
いちじく 1パック(5~6個)に対し、砂糖大さじ7~8杯、レモン汁少々を電子レンジ対応容器に入れ、10分(500W)加熱。そのあと冷まして一晩置き、翌日また10分加熱(この時砂糖の追加は不要です)。
これだけの手順で手作り甘露煮ができるなんて、40分鍋で煮ている母には少々申し訳ないような気も。もちろんそんな母の味には及びませんが、日常使いには充分なレベルだと自分では思っています。
残念ながら生協ではもういちじくの季節は終わってしまいましたが、これで来年からは安心していちじくの甘露煮を作ることができます。
ヨーグルトに添えてもおいしいし。
甘い誘惑からは当分逃れられそうにありません。
婦人之友社
売り上げランキング: 50,690
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 初夏の味・アメリカンチェリーの自家製ジャム(2020.05.17)
- 六花亭さん「おやつ屋さん」2017年11月版・例年通りアップルパイ「君が家」入り(2017.10.25)
- 六花亭さん「おやつ屋さん」2017年9・10月版(2017.08.24)
- 六花亭さん「おやつ屋さん」2017年7・8月版~人気の花柄グッズにふせんとメモ帳が新登場(2017.06.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント