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2006/09/13

三谷幸喜さんの最新作は川上音二郎と貞奴のお話

三谷幸喜さんの最新作は、有楽町にできる東宝の新劇場「シアタークリエ」のこけら落とし公演となるそうです。
タイトルは「恐れを知らぬ川上音二郎一座 The Fearless Otojirou's Company」。

東宝の新劇場名は「シアタークリエ」 有楽町に建設(asahi.com:2006/09/13)

 東宝は13日、東京・有楽町に建設中の新ビルの地下で、芸術座に代わり来年11月にオープンする新劇場の概要を発表した。劇場名は「シアタークリエ」で約600席。こけら落としには、三谷幸喜さんが作・演出する新作「恐れを知らぬ川上音二郎一座」が上演される。
台本落しの伝説を持つ三谷幸喜さんの新作をこけら落としにするなんて、東宝さんこそ「恐れ知らず」のような気もしますが、それはともかく。(私は「巌流島」で痛い目に合いました・・・)

この「恐れを知らぬ川上音二郎一座」、シアタークリエのサイト紹介ページがありました。と言っても今のところはチラシか何かのコピーのようですが、出演者などはこちらでも確認できます。

いや、まあ、すごいのなんのって。

シアターフォーラム記事「東宝が新劇場“シアタークリエ”を発表。柿落としは三谷幸喜作・演出、ユースケ・サンタマリア主演の新作で」には製作発表会見の様子も紹介されています。
何でも三谷さんを指名したのは東宝の高井社長とのこと。「芸術座を創り上げた菊田一夫氏を継ぐ現代の劇作家として指名したという」。「平成の菊田一夫」とまで言われてしまっては断れませんよね、三谷さん。

記者会見に登場したキャストについては以下の通り。

出演は、明治時代、欧米に渡って日本の芝居を上演した川上音二郎役にユースケ・サンタマリア、その妻であり日本人初の女優といわれるマダム貞奴に常盤貴子。さらに一座の経理・助川タエ役に戸田恵子、文芸部・伊藤実役に堺雅人、一座の番頭・甲本伊之助役に堺正章など、人気、実力、スケール共に優れたキャストが勢ぞろいしました。

三谷芝居は初めてのユースケ・サンタマリアと常磐貴子というキャスティングに驚きつつ、おなじみ戸田恵子や堺雅人&堺正章の「ダブル堺」、チラシの方を見れば浅野和之、今井朋彦、小林隆などなど、「新選組 !」再来かとみまごうような三谷組勢揃いの気配。

なにせ来年の年末の話なので、この先まだまだどうなるかわからないことばかりですが、ひとつだけ確かなのは、またもチケット争奪戦が超激戦になること、ですね。

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コメント

おはようございます。現役の“作家”の一人である三谷幸喜さんに最近興味をもつようになったものです。
「台本落しの伝説を持つ三谷幸喜さんの・・・・,(私は「巌流島」で痛い目に)。
お尋ねしていいのかどうかわかりませんが,「くりおねさんが痛い目に・・・」とはお仕事ででしょうか? ファンとしてでしょうか?
ところで,大変な仕事量をこなしながら良い作品を生み出していかれる。私は「量をこなさなければ,質の向上は望めない」と考えています。興行を成功させながら、長い目で見るとライバルよりも質の高いPerformanceを達成している。絶妙なバランス感覚を必要とします。三谷氏はこの世界における職人を目指しているのだと思います。けれども、職人気質というはともすればバランス感覚を失しやすいものです。ディテールに拘りすぎたくなるものです。しかし,それでは方々に綻びがでてきます。いい仕事をするための役者他関係者との人間関係もその一つ。これらに失敗すると長続きしません。かといってなぁーなぁーでやっていては、客は離れていきます。仕事を成功させながらこれらのバランスを達成する(いや,反対に絶妙なバランスを保持しているからこそ仕事で成功するのかも)のですから名人芸の粋です。,外から観ていて最も感心するのはこのバランス感覚です。経営の才能に通ずると思っております。 仕事を攻撃的なくらいに積極的に引き受けてどんどん自分を追い込む。こうやって時代と充分に付き合いながら,またその重要性をしかと認識している現場を大切にしながら,大衆に娯楽を提供していく。そして結果として数々の,名作を残していく。三谷幸喜氏には,感心すること仕切りです。

投稿: 三谷ファン | 2006/09/16 07:27

>三谷ファンさん
はじめまして、くりおねと申します。コメントをありがとうございます。
「巌流島」の件は観客としてです。ただ、三谷さんが間に合わなかったのは私の記憶では後にも先にもこの時だけで、そのたった一回をまるで常習犯のように言うのはフェアじゃないな、と書いたあとで思いました。そういう意味で正確でない書き方をしたと反省しており、お詫び申し上げます。

おっしゃる通り、常に高い質のものを完全主義に近い形でぎりぎりまで追求され、そして常に高い評価を得ている三谷さんは賞賛こそすれ貶める対象ではないと思います。
そしてもちろん私も三谷作品のファンです。朝日新聞の連載コラムも毎週愛読しています。このコラムがなかったら講読をやめているかもしれません。

ファンとして今後は責任を持った発言を心がけるようにいたします。

重ねて申し訳ありませんでした。

投稿: くりおね | 2006/09/16 09:38

こちらこそ生意気を申しましてすみません。
お仕事で関係されている方なら、「三谷さんは関係者との接触ではどうなのか?」 聞けると思いまして,つい横槍を入れてしまいました。
野次馬的好奇心が出たまでです。恐縮です。
物書きは(おしなべてどの仕事も大なり小なりそうですが)いつも締め切りに追われて大変な商売だと思います。
Cf
ラヂオの時間(舞台版)の脚本のエピソード(笑えます。近藤芳正サイコー)
http://www.j-wave.co.jp/original/makingsense/wma2/make0907.asx

「朝日新聞・・このコラムがなかったら講読をやめているかもしれません」
そうですか。私は,朝日はずっと昔にやめて地元の新聞をとっています。
三谷さんのコラムは文庫本になってから読むことにしています。
ご自分のブログですからどうぞご自由にご発言下さい。横槍すみませんでした。

投稿: 三谷幸喜の一ファン | 2006/09/16 11:07

>三谷幸喜の一ファンさん
恐縮させてしまってごめんなさい。
「ラヂオの時間」のエピソードご紹介ありがとうございます。近藤さんすごい!この話は初耳でしたが、東京サンシャインボーイズの役者さん達のとっさの機転話は他にもコラムに書かれていた記憶があります。一度も生で観れなかったのが残念でなりません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: くりおね | 2006/09/17 10:12

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