「ハヤカワ演劇文庫」9月創刊
情報元は「かのこの劇場メモ」さんの記事「早川書房から「ハヤカワ演劇文庫」が創刊」より。
ハヤカワ演劇文庫:日本初の演劇専門文庫が創刊--低価格、来月から隔月で(毎日新聞:2006/08/31)
早川書房が、9月から「ハヤカワ演劇文庫」シリーズと題し、日本初の演劇専門文庫を創刊する。隔月で刊行し、第1弾として同22日にアーサー・ミラー1(「セールスマンの死」)とニール・サイモン1(「おかしな二人」)を発売。11月に第2弾としてエドワード・オールビー1(「動物園物語」「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」)と清水邦夫1(「署名人」「ぼくらは生まれかわった木の葉のように」「楽屋」)を刊行する予定だ。fringe記事「ハヤカワ演劇文庫が9月から隔月2冊ペースで刊行開始(2006/9/1)」によると、「刊行が遅れていた」らしいですが、無事スタートを切ることになった模様。
かのこさんの書かれている通り、戯曲は有名なものでないと単独では入手しにくいので、文庫として発売されるのは大歓迎です。
初回がアーサー・ミラーの「セールスマンの死」というのも、まあ無難なところではないでしょうか。
実は大学時代のサブゼミでアメリカ演劇のゼミに出席していたのですが、3年生の時のテキストがこの「セールスマンの死」でした。実際の舞台の録音を聞きながら授業が進められ、息子のビフの友人(?)役で録音当時まだ駆け出しだったダスティン・ホフマンが出演していた記憶があります。
今後は、テネシー・ウィリアムズや井上ひさし、坂手洋二、平田オリザら日本人劇作家の作品も刊行されるとのことですので、出版予定リストを見るのが楽しみです。
10/1追記:
同様の主旨で日本劇作家協会が戯曲のオンデマンド出版を行う「二十一世紀戯曲文庫」も始まるそうです。
10月2日サービス開始とのこと。
参考リンク:
ハヤカワ・オンライン
戯曲に文庫で親しんで(asahi.com:2006/09/27)
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