NHK「みんなのうた」4月・5月の新曲にCharとさだまさし登場
NHK「みんなのうた」は子供向けというイメージがありますが、実は大人にも楽しめる曲を放映している、という噂は前から耳にしていました。そして、4月・5月はなんとCharとさだまさしさんだという話を友人から聞いてびっくり。なんだか親世代が狂喜しそうなカップリング。オンエアスケジュールを確認して早速チェックしてみました。
Charの曲は「OSAMPO」。愛犬タフィーとの散歩中に思い浮かんだという、ウィットに富んだ、それでいて音は容赦ないロックのChar節。古川タクさんのアニメーションもなつかしく、相変わらずユーモラスでクール。テロップも含めて「OSAMPO」しちゃうゴキゲンな曲です。
「みんなのうた」公式サイトではこのように紹介。
日本のロック界の雄・Char(チャー)が、満を持して初登場。季節ごとの散歩の楽しみを洗練されたギター・サウンドに乗せて歌います。‘70年代後半には「気絶するほど悩ましい」などのヒット曲を放ったCharが、実はずっと好きだったという「みんなのうた」を通して子供にも楽しんでもらえる歌を聞いてもらいたいと、異色の企画が実現しました。
まっさんことさだまさしさんの曲は「がんばらんば」。なんと全編長崎弁のラップ。リズミカルでひょうひょうとして、ハートウォーミングな曲です。お地蔵さん(?)がいろんなポーズを取りながら動く色彩豊かなアニメもポップでステキ。
「みんなのうた」公式サイトではこのように紹介。
長崎出身のさだまさしが、長崎弁の楽しい響きをフルに生かし、ラップも交えてリズムの効いたダンサブルな新曲を披露します。「がんばらんば」とは、長崎の言葉で「かんばらなくちゃ」の意味。その言葉通り、昨年末、日本武道館での3333コンサート(これまでの通算コンサート回数にちなんだもの)で話題を呼んだベテランさだまさしが、新たな境地に挑戦。
私の父が長崎出身なので、子供の頃からずっと聴いていたアクセントに乗せて進む、聞き覚えのある言葉満載のこの曲。聞き終わった後思わず「なつかしかぁ~」と口にしてしまいました。
私自身は自分が生まれ育った新潟弁をこよなく愛していますが、長崎出身の父と秋田出身の母という環境で育ったため、長崎弁、秋田弁ともにヒアリングは可能でして、何より方言の持つ独特の空気とあたたかさが大好きです。結婚してからは守備範囲に北海道弁も加わり、鋭意習得中でございます。
ちなみに、「さだまさし名曲酒シリーズ」第三弾として大吟醸「がんばらんば」というお酒も販売中とのこと。長崎空港や浜屋百貨店など地元の店舗の他、製造元の潜龍酒造さんでも通信販売している模様です。日本酒好きなまっさんファンの方はぜひどうぞ。
というわけで、なかなかあなどれない「みんなのうた」。今後も要チェック、です。
5/3追記:
「木下恒輝のきまぐれブログA」さんからいただいたトラックバック「がんばらんば・さだまさしオンエア情報・DVD(5月10日発売)」で、がんばらんばのDVDが5月10日に発売されることを知りました。情報ありがとうございました。
参考リンク:
古川タクのアニメおもちゃ箱
#名前は覚えていなくても、この絵を見れば「ああ、この絵の人!」と思い出していただけることまちがいなし。
関連エントリ:
新潟弁満載のCD「今すぐ使える新潟弁」(2006/01/09)
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コメント
Char、懐かしいですね。
そのちょっと前にやってた、のっぽさんの「グラスホッパー物語」とか、こんのひとみさんの「夢をかなえよう」なんかもよかったです。このあたりは子供というか、若者向けですね。なんというか、大人向けMTVみたいな感じがします。
投稿: 山口 浩 | 2006/05/03 11:40
>山口浩さん
のっぽさんはこの曲であちこちにひっぱりだこのようですね。5月5日には渋谷のNHK放送センターで「グラスホッパー物語」のライブを生中継、と「みんなのうた」サイトにありました。
>大人向けMTV
というのはとてもいい得て妙だと思います。
ほんわか系、しみじみ系と言うか。ノリ優先ではなく立ち止まって聴ける曲というのがいいなあ、と。
投稿: くりおね | 2006/05/03 14:33
お久しぶりです。
この2曲私も見ました(聞きました)
でも予想通り5歳の子供の反応は「(早すぎて)何言ってるかわからない」でした。
「みんなのうた」なので、子供も聞けるように、まっさんらしくラップではなく「聞かせる」感じでもいいのではないかなぁ、と正直思いました。
でもこう言うのはぜひ続けて欲しいものです。
投稿: ハーデス | 2006/05/09 02:08
>ハーデスさん
どうも、ごぶさたです。コメントありがとうございました。
ハーデスさん宅でもご覧になったんですね。
>「(早すぎて)何言ってるかわからない」
というのはまったくその通りでしょうね。長崎弁知らないと大人でも厳しいでしょうから。おそらくこれはCDを買って何度も聞こうね、というまっさん側の陰謀では(笑)、というのは冗談として、語感を楽しんでほしいのかなあなんて思いました。
昔も突発的にこういう実験的なしゃべり歌(「恋愛症候群」など)を作ってきたまっさんなので、それが今の時代ではラップだったのかな、なんて思ってもいます。
我が家にはCDとDVDが届きました。←乗せられている奴が一人
投稿: くりおね | 2006/05/10 07:07