« COMIC 「アルコール」第2巻 西村しのぶ | トップページ | 水なすの季節 »

2006/05/24

STAGE 能「天鼓」 狂言「茶壺」 他(銕仙会青山能)

今日は銕仙会青山能の5月例会。一雨きてぐっと涼しくなった道を、急ぎ足で銕仙会能楽研修所の能楽堂へ。
番組概要は下記の通り。

・仕舞 江口クセ      浅見 真州
地謡    谷本 健吾
       岡田 麗史
       馬野 正基

・狂言 茶壺
シテ   すっぱ  深田 博治
アド  使いの者  高野 和憲
小アド   目代  月崎 晴夫

・能 天鼓
前シテ 王伯
後シテ 天鼓  長山 桂三
ワキ  勅使  村瀬  提
アイ  勅使ノ従者 竹山 悠樹
                
    笛   一噌 隆之
    小鼓  森澤 勇司
    大鼓  安福 光雄

地謡 安藤 貴康  遠藤 和久
    谷本 健吾  浅見 慈一
    野村 昌司  小早川 修

後見  観世銕之丞
     馬野 正基

「Natural」11巻収録の「天の響」で憲人が悩む「天鼓」(てんこ)を、ようやくフルで観ることができた。


「茶壺」は昨年観た品川薪能でも演じられていた曲。
展開はわかっていてもやっぱり笑ってしまう。人を食った展開が好きだ。

そして楽しみにしていた「天鼓」。音楽を愛する「無垢な魂」が舞い踊る、そんな舞台だったように感じられた。

死んでしまった息子の形見の鼓を父が鳴らす瞬間、何かがそこに通ったような気がした。それは息子から父への思いなのかもしれない。

鼓を扱っているせいか、いつも以上に囃子方の存在感が大きく感じられ、後シテで天鼓が「弔ってくれてありがとう!うれしいよ!」と(本当にこんな雰囲気。やたら無邪気に感じるのは「童子」の面のせい?)登場してからは、動きの大きな舞いもあいまってか、お囃子なのに妙にポップでイケイケな感じ。いつものように脇正面だったが、ラスト近くでこちらに思いっきり近づいてくるものだから「うわっ」と驚いてしまった。いや迫力満点。

終了後の小講座は、7月に青山能で「巻絹」のシテを演じられる谷本健吾さんが「童子」系の面について解説。「渇食」「猩々」なども同じ系統なのだそうだ。演目によって面をどう使い分けるのか、知識があるとより深く理解できそう。次回はどんな面を取り上げて紹介してくれるのか、楽しみである。

関連エントリ:
STAGE 能「半蔀」「安達原」等(第十三回品川薪能)(2005/09/15)

6/4追記:
別エントリ「能舞台の「舞台裏」が見れる「能舞台『バックステージツアー』」にいただいたトラックバックが、能面師の方の作品集ブログ「能面 長澤重春能面集」さんのお知らせ記事でした。
こちらのブログのリンクも何もなく送られたものだったので、どういう意図でトラックバックを送られたのかちょっと困りましたが、掲記記事でご紹介した「童子」「渇食」「猩々」といった面が写真入りで紹介されていることと、お能に関連するブログだということで、トラックバックの削除はせずに、ここで改めてリンクさせていただきます。

Natural (11)
Natural (11)
posted with amazlet on 06.05.24
成田 美名子
白泉社 (2001/12)
売り上げランキング: 26,586
おすすめ度の平均: 5
5 幸せな気持ちになりました

|

« COMIC 「アルコール」第2巻 西村しのぶ | トップページ | 水なすの季節 »

文化・芸術」カテゴリの記事

能楽・狂言・伝統芸能」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: STAGE 能「天鼓」 狂言「茶壺」 他(銕仙会青山能):

« COMIC 「アルコール」第2巻 西村しのぶ | トップページ | 水なすの季節 »