池上線
東京ではいろいろな私鉄電車に乗る機会がありますが、乗ってていちばんほっと安心するのが、東急の池上線です。
もともとは池上にある本門寺への参拝列車だったと聞きましたが、兄弟(?)路線として目黒-蒲田間を走っていた目蒲線が目黒線と多摩川線に分断されてしまって以来、蒲田と山手線を乗換なしの一本で結ぶ貴重な路線となりました。
目黒線や大井町線など、大田区や世田谷区、品川区を走る東急の路線は、駅と駅との間が短くて、あっという間に次の駅に着いてしまいます。そのコンパクトさと、古い三角屋根と木のベンチがある駅舎がけっこう残っているたたずまいが、何ともほっとなごむんですね。特に昼下がりに乗ったりすると、こととん、ととん、ととん、というリズムを刻んでいるうちにのんびり気持ちがゆるんでしまいます。三両でちんまり走っているのもまたよろし。
マニアックな東京マガジンとして有名な「散歩の達人」の2006年3月号は、巻頭企画で「五反田~戸越銀座~池上~蒲田 池上線の研究」を特集。沿線のニッチなスポット情報はもちろん、「池上線」と言えば一定以上の年齢層の方は必ず思い浮かべる西島三重子さんの「池上線」について、「哀愁歌『池上線』は実話だった?!」という記事も。
作詞の佐藤さんが当時成城学園に、彼女が池上に住んでいた時代に、誤解から別れの危機を迎えた彼が彼女への思いをしたためたのが「池上線」だったとか。純愛の歌だったのです。
背伸びしない等身大の生活がそのまんまある、そんな沿線だなあ、と乗る度に思うのでした。
関連リンク:
池上線デレクトリ(みづほトラベル)
#「散歩の達人」で紹介されていた池上線ファン歴24年のみづほさんが運営するサイト
↓「池上線」収録アルバムです
テイチクエンタテインメント (2002/12/04)
売り上げランキング: 14,649
素敵です
東京というところ
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- A Happy New Year 2022(2022.01.03)
- A Happy New Year 2020(2020.01.05)
- A Happy New Year 2018(2018.01.03)
- ポケモンGOで自分の街を知る1年(2017.07.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント