「中竹組」、ふたたび
本日発売の日経ビジネスアソシエの最新号(2006年4月18日号)を開いたら、トップインタビューが早稲田大学ラグビー部の中竹新監督でした。
少し老けたユースケサンタマリアのような中竹さんの顔。とてもなつかしく感じます。
彼は学生の時からこんな風に老成した少年のような顔をしていました。
熱烈な早稲田ファンというわけでもない私がなぜ彼をなつかしく感じるかというと、私の応援していた(過去形なのが本当に残念)元近鉄ライナーズの前田隆介さんが早稲田在学中に、95年中竹組の副将だったからです。
「○○組」というのは、早稲田の独特の呼び方のようで、毎年その年の主将の名前をつけてチームが呼ばれるそうなのです。でも、私の記憶では早稲田以外の人たちにもその組の名前が浸透しているのは、後にも先にも「中竹組」だけ。それほどに見る人たちに強烈な印象を残すチームで、どれだけ印象的だったかと言うとその1年間について書かれた「オールアウト」という本まであるくらい。その中で鮮烈なリーダーシップを発揮したのが今回監督に就任した中竹竜二さんでした。中竹組は残念ながら大学選手権で明治に負け、私は「荒ぶる」を国立競技場で聞くことはなく、国立競技場のフィールドをお辞儀して退場する前田さんの姿にユーミンの「ノーサイド」が脳内BGMで流れ続けて涙、涙状態だったのですが、それはともかく。
だいたい早稲田はOBもうるさい、もとい、高い関心を持っているチームで、なおかつ社会人トップリーグチームにも勝ってしまうような恐ろしい強さを持ってしまった学生チームをカリスマ・清宮前監督から引き継ごう、というのはものすごい重圧を感じるはず。だけどインタビューの中では「俺は魔法をぽ~んとあげるのではなく、みんなと一緒に作っていこうと思っている」とさらりと言ってのける。この自然体ぶり、ただものではないです。アソシエ記事には清宮前監督からは1年前に「次期監督候補だから」と告げられていたらしく、「情熱とバランス感覚を買われた」とあります。「清宮後」に監督ができる人間は他にはいない、という判断だったのでしょう。
早稲田を卒業後イギリスに3年半留学し、帰国後は三菱総研でスポーツを通した街づくりに関わってきた中竹さん。その経験を活かしてか、「セルフマネジメントコーチ」を新設し、カウンセリングで学生さんのフォローもしていくと言います。
早稲田公式ウェブサイトの記事「2006年ファーストミーティング 今年のワセダは極めます!」には今年のスタッフリストがあり、バックスコーチに前田隆介さんの名前が!!他にも有水さん、青野さん、平田さん、西岡さんといったなつかしの中竹組メンバーの名前が次々と。おおおお。そうと決まれば今年は早稲田を応援しますとも(単純)。
毎年メンバーが入れ替わり、まるっきり違うチームになってしまうのが大変でもあり、また魅力でもあるのが学生ラグビーですが、今年の早稲田は「帰ってきた中竹組」としてどんな生きざまを見せてくれるのでしょうか。
関連リンク:
中竹竜二『極』 (早稲田大学ラグビー部公式ウェブサイト)
―ミーティングでは今年は「スウィフトアタック」だと学生たちに提示しましたが、「スウィフトアタック」という言葉になるとどういう意味というか、イメージになりますかイメージとしては、オフロードもあり、東芝がミニモールというのをやっているけれど、またそれとは違ったすごく早いモール。本当のショートモール。モール組んだ瞬間に、入った瞬間に、ちぎれて、またブレイクして、そこからポイントができて、また攻める。本当に相手にリセットさせる時間を短くしていく、そういうイメージだね
#個人的にはこのあたり実現するとまた面白いラグビーになりそうだなあ、と思いました。
関連エントリ:
近鉄・前田隆介くんについて(2005/1/12)
「小さな巨人」前田隆介 FOREVER(2005/4/24)
スキージャーナル (1999/01)
売り上げランキング: 67,583

熱い!ホンマに熱いです
早稲田ラグビーの神髄
冷徹と熱意の交わるところ売り上げランキング: 17,701
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 近鉄ライナーズ・前田監督が今期限りでの退任を発表(2016.03.01)
- ラグビー日本代表SH田中史朗選手「負けるぐらいなら、嫌われる」出版記念サイン本お渡し&握手会に行ってきました(2016.02.01)
- LIXIL CUP 2016 7位決定戦・近鉄対NTTコミュニケーションズはトップリーグ史上初のサドンデス決着(2016.01.25)
- LIXIL CUP 2016(ラグビートップリーグ順位決定戦)近鉄対キヤノンを観てきました(2016.01.16)
この記事へのコメントは終了しました。




コメント