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2006/03/18

人形アニメーション映画「死者の書」に観世銕之丞さんが声の出演

銕仙会シテ方・柴田稔さんのBlogで、「死者の書」という人形アニメーションが上映されていることを知りました。

人形アニメーション映画「死者の書」を観て
(柴田稔Blog:2006/03/16)
人形アニメーション映画「死者の書」を観て ー続ー
(柴田稔Blog:2006/03/17)

「死者の書」とは、折口信夫の小説が原作で、奈良時代に蘇った大和時代の大津皇子の魂と、仏教に目覚めた藤原郎女が二上山のふもとで出会い、この世への妄執に苦しむ皇子の魂を郎女の心が救う、というお話だそうです。

この映画、予告編を見ると、人形はとてつもなく美しいし、声の出演がまたすごい。
何と言っても悲劇の人・大津皇子をわれらが観世銕之丞さん。能楽師ですもの、亡霊の声はお手のもの?郎女は躍進めざましい宮沢りえさん。他にも榎木孝明さんや江守徹さん、黒柳徹子さん(ゆっくりしゃべってますが声はあの声)、大津皇子の姉・大伯皇女(おおくにのひめみこ)に銕之丞さんのお姉様の観世葉子さん、そしてナレーションが岸田今日子さんと来れば、もうこれ以上ないくらいハマった配役です。
そして、郎女=中将姫を題材にした能「当麻(たえま)」を先代の銕之丞さんが舞うシーンがエンディングで流れるとのこと。古の日本文化にたっぷりひたれる作品なのですね。

予告編は岩波ホールの公式サイト内「上映中の作品」から見れます。
クリックするとすぐに音声が流れ始めますので、ご注意を。

岩波ホールで4月7日まで上映中。私も早く見に行かないと。

死者の書・身毒丸
死者の書・身毒丸
posted with amazlet on 06.03.18
折口 信夫
中央公論新社 (1999/06)
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おすすめ度の平均: 5
5 あまりにも怖くて、そして切なく美しい
5 いやはやすごい!

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