LIVE 「佐藤竹善 Okra Tour 2005-2006」 NHKホール
SING LIKE TALKINGのボーカリスト・佐藤竹善さんのソロツアー「Okra Tour 2005-2006」。千秋楽@NHKホールに行ってまいりました。
楽日ですので安心して内容に触れながら、感想などを。
一言で言うと、密度の濃い、でも邪魔な飾りはない、ぐっと力強くコンパクトな音の世界でした。竹善さんの声も楽しそうにキラキラコロコロして心地よく。そしていつものように誰より本人達が楽しんでいるようなステージ。Happinessにあふれた時間。
検索して発見した「楽徒」さんのエントリ「佐藤竹善「Okra Tour 2005-2006」 初日!」を参考にさせていただきながら、セットリスト順に。[ ]は収録アルバム名です。
<ツアーメンバー>(「楽徒」さんのエントリより引用)
佐藤竹善(Vo) 山木秀夫(Dr) 下野人司(Bass) 黒田晃年(G) 塩谷哲(Pf)
大儀見元(Per) 西脇辰弥(Key) 高尾直樹(Cho) 淵上祥人(Cho/G)
<曲目>(MCごとに切れ目を入れます)
1.JUMP[Okra]
2.僕が希むしあわせの形[FACT OF LIFE]
3.Devil In Disguise[Okra]
グリーンのシャツにジーンズという出で立ちの竹善さん。オープニングは予想通り最新アルバム「Okra」の一曲目「JUMP」。そのままソロ一作目「FACT OF LIFE」のオープニング曲、そしてボビー・コールドウェル作詞の三曲目へ。「disguise」ってどういう意味なのだろうと疑問を持ちながら調べないうちにライブに行ってしまったのですが、竹善さんが教えてくれました。「女は悪魔の化身」というような意味で使っているとのこと。なるほど。「こういう明るい曲にシニカルな歌詞を乗せるというのが、ブルーアイドソウルではよくあること」なのだそうで。
(念のため後で調べてみたら、「in disguise」で「見せかけの」という意味だと辞書に載ってました。)
一曲目から立ち上がったみなさんに「座って座って」と手をひらひらさせながら、竹善さんトーク。
今日のライブはDVDになるとのこと。発売は5月ごろの予定。ライブ映像はお客さまの反応も大切なのでよろしくね、と。
4.Blue[Okra]
5.夏の彼方[DISCOVERY]
6.夢見たものは[FACT OF LIFE]
7.春になれ[Okra]
「春になれ」では得意の客席降り・会場コーラスも。
ここでバンドメンバー紹介。いろいろギャグを織りまぜていじりつつ、リスペクトをこめた竹善さんらしい紹介。
アンガールズの「ジャンガジャンガジャンガジャン」をやらされていた黒田さんも何だか楽しそうだったし。
竹善さん曰く「札幌と大阪と東京でしか披露してない新ネタ『えなりかずき』」で、オルケスタ・デ・ラ・ルスに誘われた時のソルトこと塩谷哲の想像上の真似はするし。
しかし「夏の彼方」は意表を突かれました。そこから来るか、と。
8.Zero[Okra]
9.今日も君に恋をした[Okra]
10.Superstar→Be Inside My Life[Okra]
いろんな価値観を認め合って新しいものが生まれてくるのがうれしい、という話をしながら、前作「FACT OF LIFE」のアメリカレコーディングの時に起きた椿事の話など、爆笑タイム。
「Be Inside My Life」はレオン・ラッセルにダメ元で作詞を依頼したら、3日後に詞が送られてきたとのこと。あの大御所から、すごい。しかもそのやりとりはe-mailというのが時代を感じますね。
彼の代表曲「Superstar」を「お局さんがカラオケで熱唱する曲」と前フリしながらワンコーラス歌い、そのまま「Be Inside My Life」へ。いやあ、ため息が出るくらい美しい「Superstar」、もっと聴きたかったです。
ここまで2時間。「これから後半です」って、おいおいおい。いつものことだけど。
11.Time Off[Okra]
12.風光る[Okra]
13.What's Dying Away[METABOLISM]
14.BACK IN LOVE[FACT OF LIFE]
15.ECHOES[FACT OF LIFE]
一気にたたみかけるようにフルパワー出力での演奏。「What's Dying Away」も意外な選曲でしたが、このメンバーで聴くとまた新鮮な。
「ECHOES」でいったん幕切れ。
EC1.WIND OF CHANGE[FACT OF LIFE]
EC2.十三夜の月[FACT OF LIFE]
EC3.CHOICE[Okra]
ツアーグッズの黄色い「Okra」Tシャツに着替えてメンバー再登場。ソルトは真っ赤なシャツのままでしたが。
「しゃべり残しはないよね。歌い残しても悔しくないけど、しゃべり残すと悔しいんだよね」と竹善さん。そうでなくても今日も5分の2はしゃべりだったような。会場から「ブログ読んでるよー!」の声に「そうそう、ブログやってるんで、みんな見てね!」と。
アンコール三曲目の「CHOICE」は、アルバム制作の上で軸になった曲だったそうです。自分を支える、ささやかだけど流されない、ゆるがないものについて歌った、地味だけど沁みる名曲。
ラストデーということで、「もう一曲だけやろうか」と竹善さんがキーボードの前に座って弾き始めたイントロで「わあっ」と大喜び。大トリはこの曲でした。
EC4.Spirit of Love
退場しながら感極まった様子の竹善さんを見て、なんだかこちらもじーんと来てしまったりして。
竹善さんのライブの後はいつもそうですが、心がぽかぽかになって、うれしい気持ちでいっぱいになりながら、夜の公園通りを歩いて行ったのでした。
P.S
ツアーグッズは、会場限定販売のCD「WITH THE CORNERSTONES 2004」を購入。前回のソロツアーのライブ音源です。(2004.12.30 中野サンプラザホール)
収録曲は以下の通り。
・Take Good Care Of My Heart
・Last Train To London
・Love's In Need Of love Today
・はじまりはいつも雨
・Right Here Waiting
・The Christmas Song
・Something Sad
・Promises Promises
・Last Christmas
・Stardust
・The Flame In My Soul
・Whatcha' Gonna Do For Me?
ユニバーサルJ (2005/11/02)
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コメント
はじめまして。sariと申します。
佐藤竹善の検索で発見して飛んできました。
お人柄のあふれる素敵なブログですね。
これからもちょくちょく寄らせていただきます。
投稿: sari | 2006/02/15 17:04
>sariさん
はじめまして、くりおねと申します。
コメントをありがとうございました。
「素敵なブログ」なんておほめいただき、とてもうれしいです。重ねてお礼申し上げます。
竹善さんファン(ですよね?)同志、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: くりおね | 2006/02/16 00:44